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メーカー:テンデイズゲームズ
プレイヤーは、ダイス勝負を繰り返し、得点を獲得し、各ラウンドでの勝利を目指します。2ラウンド先取したプレイヤーが最終的な勝者です。
各ラウンド、まずダイスを振り、基準となるダイス目を決めます。
その後、そのダイス目にさまざまな効果をもたらすキャラクターカードを手札から選択し、裏向きで出します。
すべてのプレイヤーのキャラクターカードが出されたところで公開し、最初のバッティング判定が行われます。
キャラクターカードの効果はいずれも強力ですが、もし、複数のプレイヤーが同じキャラクターカードを出していた場合、そのキャラクターは打ち消されてしまうことになります。
打ち消されなかったキャラクターカードの効果を処理し、ダイス目の勝負が行われます。
キャラクターカードの効果には、ダイスの値を減らすもの、一定の値にするものなどさまざま。
中には、「小さい目が勝つ」というルールに変更するもの、ダイスの値を減らすもの、といったものもあり、プレイヤーごとのダイス目をもとにその思惑を読むことが重要となります。
また、バッティング判定がここでも行われ、ダイス目が同じ値のプレイヤーが複数いた場合、それらのプレイヤーのダイスは打ち消され、勝利判定に臨むことはできません。
どのような処理が行われ、どのような値になるのか、それも踏まえてのキャラクター選択もまた重要なのです。
勝利判定に勝ったプレイヤー、次点のプレイヤーは得点を獲得することができます。
各ラウンド、この得点をより多く獲得したプレイヤーがラウンドの勝者となります。
そして、二ラウンド先取したプレイヤーが最終的な勝者です。
バッティングがゲームの中心に据えられたゲームですが、そのアクシデント性よりも、ダイス目、カード効果を踏まえた読み合いのウエイトが大きく、決して「手軽に盛り上がる」ためのゲームではないバランスになっており、このバランスこそが、「12王国の玉座」最大の魅力になっています。
展開によっては、「次点を狙う」ようなプレイが必要となることもあり、ダイス目の大きさだけが求められるわけではないところも、その魅力となる点をものがっていると言えるでしょう。
キャラクターカードもバリエーションがあり、ゲームごとに使用するキャラクターカードを替えることがことが出来るため、リプレイ性も高くなっています。
手軽に駆け引きを楽しめ、誰でも大いに盛り上がれるゲームですが、ゲームファンにとっても妙味の感じられる優れたゲームになっています。