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K2:最高峰エディション
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  • 1~5人
  • 60分前後
  • 8歳~
  • 2020年~

K2:最高峰エディション

メーカー・卸元:テンデイズゲームズ

残り1点
1営業日以内に発送可能
日本語マニュアル付き
死と隣り合わせのスリル感

2010年に発売され、ドイツ年間ゲーム大賞の最終ノミネート作に輝いた人気ゲーム「K2」が「最高峰エディション」として帰ってきました。

プレイヤーは、二つの登山チームを率いて、K2の登頂へと挑みます。
K2は、標高こそエベレストに負けるものの、その登頂難易度はエベレストをしのぐといわれ、その登頂はとても困難なのです。

各ラウンド、プレイヤーは、カードをプレイし、そのカードの移動力に基づいて山を登っていくことになります。
しかし、山を登るだけでなく、高地に順応させる必要もあります。
また、天候の悪化もその行く手を阻みます。時には、悪天候をやり過ごすため、山の中腹で堪えることを余儀なくされることもあるでしょう。
プレイヤーたちは、そのような状況に対処するためには、テントを設営することも重要となります。

また、登頂したからと言って安心することはできません。
ゲームが終了する前に、遭難してはその栄光も手に入れられないのです。
それはもちろん、終了時点だけの話ではありません。ゲーム中、いくどとなく遭難の危機が訪れることになります。
登山は常に危険と隣り合わせなのです。

「カードを出し、その移動力を用いて、移動を行う」という、ベースとなるのは非常に簡単で遊びやすいものですが、K2に挑戦するというこは、簡単なことではないのです。

今回、「最高峰エディション」として、基本セットに加え、二種類の拡張セットと、追加タイルがセットに含まれています。
拡張「ブロードピーク」では、より計画的な登山が求められる縦走を楽しめるシナリオや、テントの代わりに「雪洞」が登場するシナリオなどが楽しめます。
拡張「ローツェ」では、より困難な天候「山崩れ」が登山隊を襲う中、ロープを使って新たな登山ルートを切り開くことのできるシナリオや、サウスコルに挑むシナリオなどが楽しめます。
また、追加タイル「雪崩」は、挑戦をよりチャレンジングなものにしてくれるでしょう。
これらが一度に楽しめる、豪華版なのです。

世界観/フレーバー/アートワーク

レビュー 6件

レビュー
824名が参考
1年以上前

《全拡張を引っ提げて帰ってきたスリル満点の登山ゲーム!》

ミニ拡張「雪崩」を入れたソロゲームをプレイしたので感想を。

【生命を賭けたスリル満点の登山ゲーム!】
K2基本ゲームに関してはたくさんレビューがあるので詳細は省きますが、まずK2というゲーム自体初めてのプレイだったので驚きました。山頂に近づくにつれ、どんどんと条件が厳しくなり生命の危険を伴います。1回目のトライでは山頂まで登りましたが順応度がなくなり登山家が1人死亡。ソロゲームでは2人いる登山家のうち1人でも死亡するとゲームオーバーです。「これは厳しいゲームだな」初めての印象はそのようなものでした。


【ミニ拡張「雪崩」】
K2基本ゲームには天候タイルが夏6枚、冬6枚の合計12枚ですが、この最高峰エディションにはそれに加えて夏2枚、冬2枚の雪崩タイルが含まれています。実はまず基本ゲームで遊んでみようとセットアップしたつもりが雪崩タイルも紛れ込んでおり、意図せず雪崩拡張込みのゲームとなりました。タイル抜きのときにあまり気にせず抜いてしまったことが原因と思われます。初めてセットアップする方は気をつけて下さい。

雪崩区画にいる登山家は、テント内にいれば通常の天候アイコンと同様に順応度を1下げるだけですが、テント外にいる時は順応度を1下げ、さらに1スペース下に滑落します。山頂目指している時にこれは痛いです。


【カードの引き運、天候にかなり左右されるも運ゲーではない】
他のレビューにもある通り、ゲーム自体はカードの引き運や天候にかなり左右されますが、もともと登山は天候に左右されるものであるし、少なくとも向こう3日間の天候は把握できるのでしっかりした計画を立てることができ、単なる運ゲーではなくなっています。「ロープカードを残して今から2日目に8000mを超えて登頂していこう。そして翌日にはすぐテントまで下山しよう。」などといった緻密な計画が必要です。


【ソロゲームはスコアアタック、拡張でリプレイ性あり】
残念ながらまだソロゲームしかプレイしていませんが、2回目に登山家1人が登頂に成功し10点獲得、もう1人が8000mの一歩手前まで登ったので合計16点。アルピニストの称号を得ました。2人とも山頂まで登ると20点満点でヒマラヤニストの称号となるため、ぜひこれを目指して頑張りたいと思いました。プレイするたびに上手になる感じは嬉しく面白いですね。しかし同じマップだと攻略法もだんだん見えてくるのも事実です。これを補うためにマップ裏面は冬となっており難易度が上がります。またローツェ拡張、ブロード・ピーク拡張にはそれぞれ新しいマップが追加されており、それらにも各々夏・冬があり、合計6種類のマップが楽しめます。これだけあればかなりリプレイ性がありそうですね。


<良いところ>
・もともと面白い登山ゲームに拡張がついてゲームの幅が広がった。
・単なる運ゲーではなく、プレイするたびに上達して楽しい。
・拡張を入れると全6マップ。拡張オリジナルルールもあり長く楽しめる。


<悪いところ>
・登頂できるかどうかは天候やカードの引き運に左右されるところがある。


【感想】
初めてK2をプレイしましたが、とても面白いですね。山の中腹までは楽々登っていけますが、山頂付近はかなりきつく毎ターン2ずつ順応度(いわゆる体力)が下がるので、ウロウロしているとすぐに死亡してしまいます。いろいろ攻略法を考えるのもとても楽しいです。まだソロゲームしかしていませんが、山頂付近は登山家一人しかそのマスに入れないので多人数でプレイすると駆け引きが熱そうです。拡張入れて6マップ、オリジナルルールもあるため長く楽しめそうですね。

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Sato39
Sato39
レビュー
255名が参考
約1年前

世界第2の高さを誇る山脈ヘアタックをかけ山頂を目指そう。全拡張込みのBIGBOX版。

各プレイヤーは2人の登山家を操り、他プレイヤーと競争しながら、K2の山頂を目指すのと同時に18日間生き延びなければなりません。高く登れば登る程ゲーム終了時に得られる勝利点は多くなりますが、高所では登山家の順応度の消耗が激しく無理をして順応度が0になれば登山家は死亡しそのプレイヤーは脱落してしまいます。登山の苦しさを体感出来るハンドマネジメントゲームです。ソロプレイも可能で、18日間生き延びるor登山家1人が死亡した時点でゲーム終了です。勝利点に応じて称号が確認出来ます。


①苦しい登山

18枚のプレイヤーカードをシャッフルし山札の上からプレイヤーカード6枚を引き、その中からターン中使用する3枚を選び裏向きで伏せます。残り3枚は現ターンで使用しないので横に伏せておきます。現ターンで使用するカード3枚で山を登って行くわけですが6000mを超えた辺りから移動困難となり(プレイヤーカードに記載された数字が必要となる箇所)7000m手前から移動困難+順応度(登山家の体力)が低下を引き起こす箇所の連続です。1番簡単な夏山の面でこれですからね💦

更にリスクトークンという物があり、プレイヤーカード3枚選んだ時点で、全プレイヤーが選んだ3枚をオープンして移動ポイントを合算し合計移動ポイントの多いプレイヤーが3個の内のリスクトークン1個を受け取らなければなりません。その名の通りリスクを背負った状態となり、リスクトークンに記載されている数値をプレイヤーカードを使用して支払わなければなりません。(順応度から支払う事も可能。下山時に使用する数字は使用不可)リスクトークンのペナルティーを受けたら、フルに登山家コマを動かす事が出来ず登頂は困難になってしまいます。

ターン事にリスクトークンが3個になるように消費したら1個を表向きにして、常に3個になるようにします。

最も移動ポイントの高いプレイヤーが複数いる場合は誰もリスクトークンを受け取らない点とプレイヤーカードを使用した登山家のみリスクトークンを適用出来ます。

又、標高の高さに応じてそのエリアに留まれる人数も決まっており、先に登ったプレイヤーの方がかなり有利に感じます。ただ、そのプレイヤーも順応度の低下でその場に留まるのは難しいと思うので、抜くチャンスを待ちたい所です。


②テントの設営

各プレイヤーはテントを2つ所持しており、テントを張るコストはそのスペースの移動コストに準じています。テントを張るには上りの移動ポイントのみ使用され、各登山家はゲーム中1度しかテントを張る事は出来ず設営されたら動かす事も出来ないので、どの箇所でテントを設営するか見極めが重要になります。テントを張ると順応度が1回復します。

1つのスペースに複数のテントがあっても構いません。



③天候の変化

先6日間の天候が確認出来ます。夏山でも雪が降って移動困難になったり、順応度が山脈の高さに応じて低下するので、山頂へのアタック計画を天候タイルを鑑みて練りましょう。登山家が登ると、登った箇所で点数が記録されるので、「こりゃヤバイ!?」と感じたら、勇気ある下山も大事です。この判断が中々難しく無理をしてでも先に進みたくなる誘惑に駆られますが😅

ファミリーバリアントカードを使用した場合、登山家が死亡する時、1度だけ助かります。使用したらゲームから除外されます。登山家コマを6000m以下の任意のスペースに動かし、スコアトラックの登山家コマを4スペース下に動かします。

このカードで救われる事も結構あります^_^

18日間生き延びる事が、山頂にたどり着くより大事ですね。死亡したらその登山家は1点しか貰えません。


④拡張

基本の夏山以外にも冬山、ローツェ、サウスコルでの競争、ブロードピーク山頂への競争、縦走と盛り沢山。天候タイルには山崩れや雪崩れも潜んでいて、リプレイ性は高いです。

1ターン軽めでサクサク進み、60分前後の中量級で遊び易いと思います。基本の夏山と冬山、ローツエしかまだ遊んだ事がありませんが、個人的な事ですが、余りにも苦しい登山に音を上げる事も多々ありましたが、計画的に進む事を意識してプレイしたら、良い結果に結びつく事も増えて、徐々にではありますが、このゲームの面白さが分かって来たような感じは受けております。まるでスルメゲーのように(笑)

まだ夏山の登頂すら達成していませんが、いつか登り詰めたいと思います。

それでは、K2山頂へGO!

7月7日追記

プレイヤーカードの引きについて

・誤訳しているレビュアーがいましたので、追記しておきます。

プレイヤーカードは枚ターン山札から3枚引き、常に6枚のプレイヤーカードから3枚選択して使用します。なので毎ターン6枚の中から3枚選べると言うことです。これを繰り返すと6日目で山札が尽きるので、残っている3枚を消費して捨札をシャッフルして新たな山札とします。これを繰り返す事で18日分消費出来ます。(2ターン毎ではありません)

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しのじゅんぴょん
しのじゅんぴょん
レビュー
254名が参考
8ヶ月前

「非情の山」K2を攻略せよ!

【評価8/10(ソロ7/10)】中量級・1~4人

カードドリブン×登山!

皆さん,秋ですね!秋と言えば山,山と言えば登山!

という訳で本日は世界で屈指の難度を誇る「非情の山」K2に挑むゲームのご紹介です!


<概要>

K2:最高峰エディションは,基本セットである「K2」と,拡張である「K2:ブロードピーク」及び「K2:ローツェ」を含むビッグボックスとなっています。作者のアダム・クラウザー氏はガチの登山家だったようで,彼のこだわりが詰まっているこのゲームはジャンルとしても似たものが無く「登山ゲーム」としか説明できない独特のシステムとなっています。


K2:最高峰エディションの基本・拡張ともに基本システムは共通していて,自分の登山家の最高到達点が高ければ高いほど得られる勝利点も高くなる仕組み。しかし,高所には危険がつきもの。もし登頂中や下山中に登山家が亡くなって(!)しまったら,たとえその登山家が頂上まで登っていようと,その登山家の勝利点は失われてしまう。そのため,登山家の命を繋ぎながらどこまで高く登れるか,という一種のチキンレースが繰り広げられます。


この頂上争奪戦に拍車をかけるのが「標高が高い場所ほど登山ルートが限られており」かつ「標高が高い場所ほど同じマスに一緒に居られる隊の数が少ない」という点。

どういう事かと言うと,交通渋滞が起きるんです。他プレイヤーの登山家が先に頂上ルートに入ってしまうと後から自分の登山家を頂上に送り込もうとしても難しくなる。登りたくても他プレイヤーの登山家が先に登ってくれないとこちらも進みづらいという状況が起こります。ただしこれは逆も言える事で,先に頂上ルートに入ってしまった側の登山家は他の登山家に下山ルートを塞がれてしまうと下山できない場合があり,最悪天候次第では過酷な環境で命の危険がある。高所は移動も困難な事が多く,ちょっとした読み違いが危険をもたらします。


このように,天候を見ながら,お互いの登山家の動向を見ながら,自分の手札を見ながら,どのタイミングでどのルートでスパートをかけて登り始めるのか、という駆け引きが熱いゲームです。


<登山家の行動>

各プレイヤーは2つの登山家駒を受け取り,カードで行動していきます。各プレイヤーは18枚の山札から6枚をドローして手札とし,毎ラウンド(ラウンド=1日)3枚ずつカードを使用して3枚補充。6日目,12日目には山札が尽きますのでこの際ドローはせず手札の3枚を全て使用し,18枚の捨て札をリシャッフルして再び山札とし,次のラウンドからまた6枚を手札として持ちます。最終日の18日目も同じく山札が尽きているので手札の3枚を使い切ってゲーム終了です。

3枚のカードは2人の登山家にどのように割り振っても良く,1枚と2枚であったり,場合によっては3枚全てを片方の登山家に使ってしまっても構いません。


カードで出来る事は基本,移動または順応度の回復。テントを張るという行動もありますが,各登山家1回しかできない特殊な行動のため詳細は後述。

順応度というのは体力のようなもので,最初は各登山家の順応度は1しかありません。高山は順応度が減るような天候や場所に溢れているため,順応度を上げていかなければ満足な登山はおぼつかないが早いところ山に登りたい。ここら辺がジレンマです。一応セオリーとしては,2人いる登山家のうち1人をまず登らせつつ,もう1人はベースキャンプ付近で高地順化をさせ順応度を地道に挙げていくのが基本になるかと思います。

移動は1~3の移動力がカードに書かれており,手札から出した3枚の移動力合計に応じて登山/下山ができます。合計8くらいの移動力を出して一気に登り上がりたいところですが,全プレイヤー中最も移動力合計が高かったプレイヤーは「リスクトークン」を受け取らなければなりません。リスクトークンには0~2の数値が書かれており,これを受け取ったプレイヤーは生き残っている登山家のうち,移動した登山家の順応度をリスクトークンの数値分下げなければなりません(ここは良く勘違いするところ。一歩も動かしていない登山家の順応度を下げる事はできません)。これにより,リスクトークンを受け取っても一気に大きく登山するのか,少しずつ刻んでリスクトークンを避けていくのかという戦略の違いも出てきます。

ちなみに,初手は各登山家の順応度が1なので,1以上のリスクトークンを受け取ったら…どうなるか,懸命な皆様なら分かりますよね?どのリスクトークンが出るかはランダムなので,0のリスクトークンがあれば初手大事故は防げますが,そうでないなら初手は大人しくした方が身のためかもしれませんね。 笑


<天候>

登山家の命を危険に晒す大きなリスクの一つ,天候。天候はタイルによりある程度先読みできますが,残り日数との兼ね合いで悪天候の中でも登山しなければならない場合もある。しかし悪天候の破壊力はなかなかのもので,特に高所の天候が乱れやすいため,頂上近くにいる時は見る見るうちに順応度が減っていき,え,もうこんなに早く命の危機?みたいな事態もある。山の天候は本当に怖いです。

天候不順を一旦やり過ごすための方法として移動カードを使い,今いるマスにテントを張る事もできます。各登山家が持っているテントは1個のみ。テントを張ったマスにいると順応度の低下を1抑えてくれます。まさに命綱のような存在です。

ちなみにテントを張るのに必要な移動力は,今のマスに進むための移動力と同値。つまりそこに行くのに移動力2が必要な場所にテントを張るには移動力2を使う必要がある。くれぐれも移動力を読み違えないようにしましょう!

なお,自分の登山家であればテントを張った登山家もそうでない登山家も,どちらもそのテントを使えます。頂上アタックにはテントの活用は必須ですので,2人が活用出来そうな場所を見極め,計画的にテントを張りましょう。

にしても,高所でテントにこもり悪天が去るのを待つ登山家!凄く「ぽい」絵ですよねー!

天候タイルには1枚当たり3日分の天候が書かれています。「この高度はこの天気」と表記されており,基本的には高所の天候が荒れる事が多い。登山家達はこの数日分先が読める天候を元に行動を決めていきます。


<悪地形>

もう一つ登山家の命を危険に晒す大きなリスクが悪地形。これまた高所に多い。標高が上がれば気温がただでさえ下がるうえに風を防ぐ場所がなく,猛烈な冷たい強風に晒されるためにどんどん体力を消耗していく事を表現しているものと思われます。この地形による順応度低下と悪天候による順応度低下が重なると本当にあっという間に命が持って行かれます。これは誇張じゃありません。ちょっと1日油断したゆえに命を失った登山家が何人いたことか…

悪地形による順応度低下もテントで低下度合いを1減らせますが,テントはあくまで「悪地形と悪天候の順応度低下合計値を1少なくしてくれる」効果です。つまり-2順応度のマスにテントを張って-2天候を迎えた場合,本来なら順応度が合計4減るところ,テントのおかげで3減少に留まるという事です。勿論1でも命に関わる事なので助かりますが,過信もできません。天候読みは非常に重要です。

青丸の中に数字のマスは順応度が上がるマス。赤丸の中に数字のマスは順応度が下がるマス。黄丸の中に数字のマスは1マスの移動に1以上の移動力がかかるマスです。高所はそこに留まるだけで順応度がガンガン減っていきます…


<総評+ソロについて>

以上,K2は山の恐ろしさと天候(特に冬天候)の恐ろしさを教えてくれつつも,何とか少しでも高く登りたい!という人の本能を突き,他プレイヤーとの駆け引きとレース要素まで盛り込んだ素晴しいゲームとなっています!(冬天候って,最初の出だしの「秋ですね!」のくだりはどうしたの?というツッコミは却下です 笑)

また,本作はソロもサポートしており,タイプはスコアアタック。毎ラウンド必ずリスクトークンを受け取るというソロルールを適用して登山を行い,最後の勝利点に応じて「アルピニスト」「ハイカー」等の評価が与えられるものです。

ソロで登山しても命の危険を感じながらどこまでギリギリを攻めて高い場所まで登れるか,というスリルあるゲームを楽しめます。が,多人数プレイも経験している自分としては,このゲームの醍醐味は「頂上へのルートの先取りとルート塞ぎによる下山ガードのせめぎ合い・他プレイヤーとの駆け引き」にあると考えています。

お互い駆け引きしながらタイミングを見計らい,自分だけ出し抜いて頂上を取ってやろう!なんて全員が企んでいる。だからこそ,思わぬリスクトークンの受け取りによって登山家が危機に晒されて叫んだり,心理的な駆け引きや天候の読み合いをして出し抜いた・出し抜かれたで歯噛みしたり,高所にいるプレイヤー全員が悪天候に閉じ込められて泣き言を漏らしたりするのが楽しいと思うんです 笑

従ってあくまで個人評価ですが,このゲームの醍醐味を十分味わうには私は多人数プレイ推しであり,ソロの評価は比較論としてやや低いものとなりました。【ソロ「のみ」なら個人的には推奨はしないが,多人数プレイもチャンスがありソロもやりたいなら入手に問題無し!】というポジションです。

決してソロをけなしてる訳ではありません!でも、出来れば3人以上で遊びたいゲームです。皆様もリスクトークンの押し付け合いやルート取り合いの悲喜こもごも,厳しい環境とそれを乗り越えて登頂成功した時の満足感を是非味わってもらえればと思います^ ^

とは言え,登山家が生き残らないと意味がない。無謀なアタックなのか、成算があるのか、キッチリ冷静に見極める事は大事です


<余談>

高所登山での交通渋滞ですが,これはリアルにある事のようで,ネットで「エベレスト 渋滞」で検索すると多くの記事が見つかります。事実に立脚したシステムである事を知るとゲーム世界の深みが増しますね。

次に高地順化(高度順化,高所順化,高地順応等,さまざまな類似表現あり)ですが,これも事実に即していて高所登山においては重要な要素。そもそも標高8,000m以上の場所は酸素濃度等の関係からデス・ゾーン,つまり人間が生命活動を維持できない場所と言われており,酸素呼吸器等が必要となる環境らしいのですが,6,000m,7,000mでも高所肺水腫等の障害を起こす危険性があるため,高所登山家は出発前に低酸素訓練を積んだり,現地5,000m付近でまずは軽い登山・下山を繰り返すなどして高所に身体を慣らしていくそうです。スタート地点のベースキャンプ付近には順応度を上げるマスがしばらく続きますが,ここが高地順化のための場所という事ですね。なかなかリアルです!

最後にK2について。K2はエベレストに次ぐ世界第2位の標高の山ですが,山の名前は「カラコルム山脈にある2番目の山」という意味で記号として付けられた「K2」がそのまま通称となったものです。別名は「非情の山」で,世界屈指の登山難度を誇っています。その理由としてはいくつかあるようですが,標高7,000m以上の場所では風が時速50~60km/h,最低気温が-50度以下となることも珍しくないという極めて厳しい気象条件と急峻な地形が主な原因のようです。天候リスクと地形リスクで登山家が危険に晒される点はまさにゲームで再現されていると思います(ちなみに,急峻な地形は雪崩や落石を生みやすく,登山家を非常に危険に陥れるようです。これもオプションルールで採用されています)。

本作を普通に「カードを使う,ちょっと危険なスゴロク」的に遊ぶのもそれはそれでアリです。ただ,ネットで少し調べてみると「K2って本当に凄い所なんだな…」とピンと来るのではないかと思います。そうした下知識を持ってから遊ぶと,またひと味違った感慨が湧いてくる。K2はそんなゲームでした^^

(パブリックドメインQ フリー素材より)

長文を最後までお読みいただきありがとうございました。皆様の良きボドゲライフに貢献できれば何よりです♪

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18toya
18toya
レビュー
250名が参考
約1年前

 自宅で、ソロプレイをした感想です。

 ドラコをデザインしたアダム・クラウザーによる、K2本体とその全拡張入りのビッグボックスです。

 K2自体未プレイで入手もままならなかったのが、最近は入手が容易になり嬉しいです。

 さて、ルール等については、元のK2のルール欄や動画欄からご確認ください。

 本体のみソロプレイ(拡張は未プレイ)を3回した感想ですが、手札に来るカードを使って登山をしていくのがこんなにも苦しく思えるものなのかと驚きでした。

 天候によっては、テントを張ってしばらく耐えて、天候の回復を待ってアタックを掛けたり、登山の経験はあまりありませんが登山をしている気分になります。

 特に、ソロプレイでは2人のキャラクターのうち、1人でも欠けたら即ゲームオーバーなので、相当シビアに動かさないといけません。

 マップの簡単な面かつ天候を夏で20点満点を獲得しましたが、マップの難しい面かつ天候を冬にしたら、12点しか獲得できず登頂には至りませんでした。

 次回のプレイでは、もう少し効率的な動かし方を検討しつつ、高い点数を獲得したいです。

 また、拡張セットの新たなマップや要素がかなりあるので、しばらくは十二分に楽しめることができるエディションになっています。

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Nobuaki Katou
Nobuaki Katou
レビュー
243名が参考
約1年前

ソロプレイで基本マップ表面を夏にアタックした感想です。

概要

順応度(いわゆる体力)を管理しながら、移動コストを消費しつつ山頂を目指すゲーム。2ターン毎に引くカードで移動力と順応度を獲得できるが、天候やリスクの影響で消費できる量が変動するため運の要素も適度に絡む。高度を獲得しつついかに18日間を過ごして生還するかがポイントになる。

自分のターンにやれることは移動、順応、テント設営しかないため、理解してしまえば毎ターンの選択はさほど複雑にはならない。小学生高学年くらいでも遊べそう。

戦術

高度が上がるほど毎ターン消費する順応度が大きくなるため、序盤で順応度を上げながら、山頂アタックに備えて順応度を稼げる高度にテントを張るのがカギになる。

最大5日先まで天候がわかるので、手持ちのリソースと天候影響範囲を睨みつつ、アタックするか登頂をあきらめて生還を果たすか、ギリギリの判断が必要。8000mの世界は危険度が高いということがよく再現されているし、準備を尽くし天候を読んでも、最後のアタックが成功するかは運も左右するあたりのバランスは絶妙。

プレイ人数について

ソロでも楽しめるが、ソロルールだとリスクの影響を常に受けるので、実は3〜4人プレイの方が難易度が下がるかもしれない。一方で各マスに入れる人数の上限が決まっているため、複数人プレイでは実際の登山で発生する「ルート渋滞」も起きそう。敢えて不利そうなルートを選択するなどの戦術も有効かも?

リプレイ性

カードの引きとリスクのランダム性、天候の変化などで毎回異なるチャレンジが可能。慣れてくるとマップ攻略のセオリーがある程度見えてきたりもするが、拡張も含めてマップが6枚、天候も夏と冬を選べるため、リプレイ性はかなり高い。

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皇帝
はたらかないおっさん
はたらかないおっさん
レビュー
65名が参考
11日前

『K2』は、世界で2番目に高い山であるK2に挑む、登山をモチーフにしたボードゲーム。

最高峰エディションは、通常の『K2』に、拡張セットが2つ同梱している。

『K2』は各プレイヤー、2つの登山家コマを持ち、行動カードを使って山を登っていく。

山は標高に応じて4つのエリアに分かれており、それぞれ到達した高さに応じて得点が入る。

一度到達すれば、その後下山しても得点は変わらない。

ただ、上に行けば行くほど環境は過酷になり、その場にいるだけで体力を削られる。また、天気の要素もあり、天気と標高によっては、さらに体力を持っていかれる。

無念にも死亡してしまった登山家の得点は、たとえ山頂に到達していたとしても1点になってしまう。

また、各標高、とどまれる登山家の人数が決まっているので、手番順も大事になる。

手番順、天気、人数、標高、残り体力、行動ポイントなど、様々な要素を考えながら、18日間(18ラウンド)乗り切ろう。


自分のブログで詳しくレビューしています。よろしければご覧ください!

https://minarinbg.com/k2/

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みなりん
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  • 商品価格¥ 7,920(税込)
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