ついに日本語版も発売になったフードチェーンマグネイトの拡張は、ミニモジュールを集めたものです。
新規地区:新しいマップと、人々の集合するアパートメントビル
ロビイスト:公園や新しい道路を置くことができる
新しい食べ物:キムチ、スシ、ヌードル、ポテトフライ
新しいマーケティング・タイプ:マス・マーケター、田園地帯マーケター、
グルメ評論家:庭つきの家に効果的な宣伝を
制限価格:銀行準備金カードの変更
映画スター:ウエイトレスを教育して映画スターに
難しい選択:序盤のマイルストーン獲得制限
夜勤監督:昼も夜も従業員を働かせる
6人用ゲームモジュール:6人プレイが可能に
ケチャップ:自分の生み出した需要を他人に取られたらブースト
新しいマイルストーンのセット:新たな戦略を生み出すマイルストーンの変更
コーヒーとバリスタ:食べ物を取りに行く途中で立ち寄る場所
これらを組み合わせてプレイすることが可能です。
それぞれ非常に個性的なモジュールで、例えば拡張名の由来 となったケチャップは、実際は新規のマイルストーンを導入するもので、自分のマーケターによる需要が他人に利用された際に、販売時の距離計算に修正が入るようになります。
これ以上商品を増やしてどうするのー?と考えたくなる新しい食べ物も、若干ひねりが効いていて、1種類追加するだけでまた違った雰囲気のゲームが楽しめそうです(未プレイ)。
今のところ試してみたのは新マイルストーンとケチャップくらいです。
まあはっきり言って基本ゲームだけでもお腹一杯という内容なわけですが、やはりマイルストーンの変更は戦略に大きな影響を与えるわけです。
いれ込んでいるプレイヤーは序盤のパターンがある程度固まってきているでしょうから、これにより新鮮なプレイが楽しめるに違いありません。
またこれからいろいろなモジュールを試してみるのが楽しみです。
さて、この作品かなり高価格ですが、米アマゾンでは英語版ですら100ドル弱の価格となっています(しかも発売時からみると値下がりしてこの価格です)から、日本語版で12000円(税抜き)という定価は、よくやってくれましたとしか言いようがありません。
ボックス自体基本ゲームと同じ大きさで、コンポーネントも基本ゲームと遜色ないくらいもろもろ含まれています。しかもNGOさんではカードのみの販売(日本語版は英語版と異なりカードがミニユーロサイズとなっています)もするようで、すでに英語版を持っている方にも
無駄なく対応できる販売方法となっています。
拡張内容については本当に盛沢山で、ここまで必要か?というのが率直なところですが、FCMファンならば持っておきたい作品だと思いますし、日本語マニュアルも公開してもらえているため、まだ見ていない方は目を通していただくのが良いでしょう。
なお、NGOのHP上では、1次予約・2次予約分完了後、一般出荷となり、その後は原則的に再販はしないということになっているようです。
まあ爆発的に売れればまた話は違うのかもしれませんが、そもそもFCMを継続的にプレイしている人なんてそうはいないでしょうからね・・・