インテリア小物的な見た目からも引き出される想像力で遊び方は自由自在
一応、説明書(字が小さくて老眼にはつらい)に書いてあったやり方から試してみました。カミさんと2人でしたが、サイコロ1つずつ交代で話をつなぐより、一人で9つ使って話を作り、その後を別の人がまた9つ使ってつなげる方が話としてはまとまって面白くなるようでした。
なんとなくファンタジーっぽくなりがちかと思ったので、あえて現代劇でという縛りを入れてみたりもしましたが、それなりに普通の恋愛ドラマみたいにもなりました。こういう絵から連想してお話を作る系は、絵のタッチなどによってできるお話にある程度偏りがでる傾向がありますが、サイコロのイラストがいい意味で記号的なので汎用性があるのかもしれません。
カミさんの感想
箱が素敵、サイコロの絵は素敵すぎず、親しみが持てます。お部屋に置いてあったら、お客さん来た時に、ちょっと遊んでてもらえそう。
2人でやってみましたが、なかなか面白い話はできませんでした。
3つ選んで、最近あった面白いことを話す、なんていう使い方は、なかなか良かったです。
作品例
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川岸の大きな樹の下でうたた寝をしていたら、いつの間にか目の前に佐藤君が現れていました。「どうしたの?」と聞くと佐藤君の影が大きくなり怪しげな鳥のような怪物になって前方後円墳の上空まで飛んでいきました。佐藤君も見知らぬ怪人になってしまっていました。
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怪人になってしまった佐藤君は樹になっていたリンゴを弓矢で射たのでした。僕は怖くなって橋を渡って逃げたのですが、前方後円墳の方からあの怪物がやってきたのです。僕は気を失ってしまいました。
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気が付くと元居た川岸でした。夢だったのだろうか。しかし、周りを探してみるとあの矢が見つかったのです。しかもそれは国王のお城で使われているものなのでした。すると川の魚が教えてくれたのです。あの怪人はエルという名で、この国に大いなる災いをもたらすというのです。そんな怪人がお城に紛れていたなんて。オラこんな国いやだー。僕は飛行機で国外に逃れたのでした。めでたしめでたし。おしまい。