ダイス×タイル配置×パズルな作品。
大本のルールはけっこう取っつきやすい部類。
手番の人が、赤青2つのダイスを振って対応した座標の資源を全員が自分のマップに応じて貰う。次に手番プレイヤーはお金を払ってタイルを買う、もしくは破棄する。これで1手番。全員手番をプレイしたらラウンドおしまいで次のラウンド。計15ラウンドか誰かが規定の点を稼いだらゲーム終了で最高点の人が勝ち。
タイルを配置すれば、強い土地が出来て沢山のお金や高い勝利点を稼げる。分かりやすい拡大再生産型のゲーム。
序盤にリソースを稼ぐために置いたタイルを後半に破棄して高いタイルに置き換えるスクラップ&ビルド要素は戦術性を深めている。
リソースを得るためにどこまでタイルを置くか、どのタイミングでタイルを砕いて強いタイルに置き換えるかのジレンマはこのゲームの魅力だと思う。
また、タイルの種類やボーナスカードも豊富でリプレイ性も高い。
最後に良い点&悪い点
良い点
・分かりやすい拡大再生産
インスト時間はカードの効果の説明込みで15分かからないくらい。ゲーム自体も30分くらいで終わるため、お手軽。
・リプレイ性
沢山あるタイル、ボーナスカード故に様々な組み合わせでゲームを楽しめる。公式の初期サプライだけでも6種類も提案されているあたり、熱意を感じられる。
悪い点
・後手不利
このゲームの唯一にしてかなりの問題点。そもそもタイルを購入すればするほど強くなる点とほとんどのタイルが2枚しかない点によりとにかく先手が有利。かなり目に見える形で差がついてしまう。
試したところ、最後手番に1金+初期で銀のりんごの木を渡して大体丁度いいバランスになった。
以上。
初心者でも遊びやすく、短時間の拡大再生産ダイスゲーなのでオススメ。