この絵を出した言い分を聞かせてくれ
イラストを使った正体隠匿系
各プレイヤーはお題に沿って手札のイラストを出して行きます。ですが、その中で一人のプレイヤーだけがお題を知らないでカードを出します。順番に何故そのカードを出したのかの理由を説明して誰が犯人か探します。
準備としては
各プレイヤーに虫眼鏡を模したトークンとカード6枚を配ります。カードの内容は絵画です。
テーブルの真ん中には勝利点トークンがあります。
親が人数分のメモ用紙を用意します
手順としては
親がメモ帳それぞれに同じお題を書きます。ただ1つのメモ帳だけお題は書かないです。
各プレイヤーがメモ帳をとってお題を確認します。お題を書いていないメモ帳をとったプレイヤーが陰謀者となります。
親手番のプレイヤーからカードを1枚手元に出しては山札から1枚引きます。
それを時計回りに2巡行っていきます。出来るだけお題に沿ったカードを出すことおオススメします。
各プレイヤーが手元にカードを2枚置いた状態になります。
親プレイヤーが今回のお題を発表します。
そして左隣のプレイヤーから時計回りに「何故、自分がこのカードを出したのか」発表します。
この時、陰謀者が周りからバレないようにアドリブで発表することになります。
親以外のプレイヤーが発表し終わったら、親の左隣時計回りに誰が陰謀者なのか虫眼鏡を置いて投票します。
陰謀者を当てることができたら3Pゲットで陰謀者は虫眼鏡を置かれなければ5Pゲットで親も4Pが手に入ります。(プレイ人数で少し変わります)
そして、親手番が変わります。
遊んでみた感想としてはゲームテンポが物凄く良い!
正体隠匿といえば話し合いが主で疑い合いや理論などが交差して考えてしまう傾向が多いと思うのですが、このゲームは全てを手番性にして手札にあるカードという制限をすることでお題からの選択肢は簡単にして、語ることの内容も誰のカードを疑う訳でもなく、自分を保守するための言い訳なので比較的簡単な語りでできます。わからない時は「お題に近い内容がこれしかなかった」でも理解してもらえます。ゲーム進行がとてもスムーズでした。あと親と陰謀者が強力体制なので無茶なお題が出にくくなっているのは良いと思いました。
ただ、ゲームシステムの細かい穴をつくと、現状のルールで勝ちに拘ると自分が疑われるように語るプレイヤーが出てきます。というのも、陰謀者でない自分が虫眼鏡が集まるデメリットはなくてむしろ他のプレイーが点数を得る可能性を減らすことができるからです。この考えに気づいたプレイヤーが多人数居た場合、エセ陰謀者がたくさん出る展開になりそうで怖かったです。
もしも、手元に3つ以上の虫眼鏡が集まったら下手な語り手として、陰謀者を当てたとしても点数が得れないルールはあっても良いのかなとは思いました。
ですが、純粋にゲームを楽しんでいる時の他のプレイヤーのカードを出した言い訳は聞いて面白かったです。
評価:☆8