カワサキファクトリーさんの代表作。不法投棄するかしないかで悩む。名作リサイクルゲーム。
【ざっくり解説】
カワサキファクトリーさんの名作カードゲーム。ゴミのリサイクル業者をテーマにしたカードゲームで、手札管理が非常に独特で秀逸なゲーム。
手札上限をオーバーすると失点になるのですが(不法投棄)、不法投棄をやると手札管理の面で格段に有利になるというバランスは絶妙です。
この独特の手札管理性がなかなか代替え性のないゲームとして、今日でも本作が名作たらしめている要素だと思います。
【長所】
独特の手札管理システムです。不法投棄のリスクとリターンのバランスが素晴らしく、やったプレイヤーが勝つ場合とやらなかったプレイヤーが勝つ場合が両方しっかりあります。どちらが強すぎるという印象はないことです。
また中盤に失点を回避するゲーム性に一時的に変化することも本作の代替え性のない魅力の1つです。一気に息止め合戦のような我慢大会になって、そこを抜けると一気に大量得点とゲーム終了まで駆け抜けます。
この絶妙なゲーム性の変化とメリハリの付け方、独特の手札管理システム。この2本柱が本作を代替え性のない唯一無二たらしめている要素だと思います。
【短所】
中長期的にリスク管理しない目線で行くと、かなり噛み合い次第のゲームに感じてしまうことでしょう。短期的にベストの手だけを探していると運ゲーに感じやすいです。中長期的にリスク管理することの大切さに気付けば、本作がスキルのでるゲームであると実感していただけると思います。
手札管理の独特さのために犠牲になっていると思うところとして、手番毎のカードの補充が結構手間がことが挙げられます。ここだけはデジタルゲームチックでアナログゲーム目線でいくとやや手間がかかる印象があります。
【個人的な評価】
間違いなく傑作です。もう20回は軽くプレイしており、推定プレイ回数は50回近いでしょう。
確かにカードの取り回しはやや手間ですが、それを補って余りある唯一無二性のためなかなかこれにとって代わるゲームが思いつきません。ボーナンザの「手札並べ替えが不可能というルールぐらい唯一無二のゲーム」に思います。
人数が多すぎると制御が効かないタイプのゲームなので、バランスが良いと思う3人を個人的には推奨します。2人もありですがかなり実力が出るゲーム性になります。4人だと大分気楽に遊べると思います。お好みの人数で遊ぶとより楽しめるでしょう。
【詳細レビュー】
もう少し詳しい情報が欲しい方は、筆者ブログに詳細レビューをアップしています。間違いやすいルールなど、情報を整備しております。是非こちらもどうぞ!
『アールエコ詳細レビュー』