色合いがおしゃれなカフェ風のファヴェーラ!
貧困街「ファヴェーラ」の美化プロジェクトということで、ほんとはちょっと社会的な感じではありますが、ゲーム中はただただクワンチャイ・モリヤらしいカラフルな街を眺めて楽しむことができます!
クワンチャイ・モリヤは、最近クワンチャイ・モリヤ版のザ・ゲームや、ゴミ箱パンダとかが出ました。どっちもビビッド。
3年計画ということで、ラウンドは3回。毎回ラウンドの最初に6個のダイスを振って、出た目が全プレイヤー共通のその色の価値です。
得点はマジョリティで、ラウンド終了時にその色をもっとも多く配置している人が出目の点を得ます。
やることは、中央の場に3つタイルがならんでいるので、どれかをとって配置するだけ。土台となるプレイヤーボードの上に上書きして乗せていく感じなので、街は広がりません。色を塗り替えていく感じですね。
2人で遊んでみました。ややガチ。
高得点となる色をお互いとりつつ、条件によっては出目を変えられるので相手だけが持っている色を下げたりしますが、ある程度似たような街になります。似たような街になっている中で、どこで点数差をつけられるか、1手1手が大事。ラウンド終了タイミングがパンデミック的な感じでちょっとランダムになっているのである程度は運になります。
でも迷うところは少ないので、けっこうサクサクです。箱に30分って書いてありますが、2人なのもあってルール説明込みで30分かかりませんでした。
2ラウンド目終了時はこんな感じの得点でした!差がつくと、なかなか挽回するのが難しいんですよね……。
2人だとガチで人数が増えるとパーティ寄りになるのはよくある傾向ですが、このゲームもそんな感じです。
今回は2人でがっつり遊びましたが、イラストのテイスト的に、4人くらいでわいわい遊ぶほうが正解な気はします。どんなタイルが中央にめくられるのか運を楽しみつつ、1手の中で最善手は求めるものの次手番が来るまでにまたいろいろ変わっちゃうんだろうな~と思うことも大事です!
あ、箱はピンク×水色のファンシー系の組み合わせですが、ルールブックがピンク×紫の色使いで、どちらの色の組み合わせも大好きなわたしは見ててちょっと幸せです。
以下ゲーム外のことですが。
ファヴェーラは特定の街の名前ではなく貧困街のことを指すそうで、いちばん有名なのが、このゲームの舞台でもあるリオデジャネイロのファヴェーラだそう。確かにカラフルなのですが、写真を見ると建物があまりに密集しているのがわかります。ウィキペディアでもいろんな問題が書かれていて、ちょっと勉強になりました。