【雑感】
競争感はあまり無く、ダイスの目に一喜一憂しながら出来上がっていく積み木の造形を眺めて愛でる、そんな印象のゲーム。ルールが単純で見た目も映えるので、初心者の方でも比較的遊びやすいゲームと言える。
【運・確率】
ダイスゲーの宿命で、運要素は少し高め。加えてフィールドを構成する積み木の数に限りがあるため、ダイス運が悪いと自分のターンが来ないことも。
【戦略・判断力】
ダイスの目に応じた積み木の選択、及び積み木の配置が主な判断部分となる。とは言っても自分の最善手や他人の妨害方法が分かりやすいので難易度は低め。
【交渉・立ち回り】
本項の要素は少なめで、プレイヤーコマを飛び越えられないことから基本的に登った者勝ち。ただ、リスクを恐れずガンガン上に登る人もいれば、後述のやり直しルールを考慮して迂回路を多めに作る等、性格が出ることもあり。
【心理戦・ブラフ】
全ての情報がオープンなので、本項の要素は皆無。
【攻防・戦闘】
周りが塞がれて移動が出来ない場合は1段目からやり直しとなるルール上、突出したプレイヤーは標的となって進路を潰されることも。ただしこれもダイス運に左右される為、思い通りにいかないことも多々。
【アート・外見】
各コンポーネントは作りが丁寧で手触りも良く、ゲーム終了時のフィールドは思わず写真を撮りたくなること間違いなし。1段ずつ登っていく関係上綺麗な階段状の足場が出来ていて、非常に美しい。