☆7
アメーバが逃げたぞ!!
どこいった?!
円環に色々な形や色をしたアメーバや排気口や装置が書かれたパネルが並んでいます。
サイコロ4つを振ったら今回見つけるべき「色」「形」「模様」「逃げた場所と方向」の組み合わせが決まりますので、それによって該当するアメーバを誰よりも早く見つけます。
『青の機械から黒の矢印』の方へ逃げていった『赤と黄色』で『斑点模様』『ナメクジ型』を見つけます。ということで視線でそれに該当するアメーバを追うのですが、排気口があったら次にある排気口へ移動します。さらに、視線で追って変換装置〈色〉を通ったら探す対象のアメーバが『赤と黄色』⇔『青と紫』といった変換をします。変換装置〈形〉なら『ナメクジ型』⇔『ウインナー型』に変換します。変換装置〈模様〉なら『斑点模様』⇔『縞模様』に変換します。
それらを通過して、答えが変わりつつも該当したアメーバを見つけて指さすことで得点が獲得できます。
ちなみに4回変換装置を通過するとアメーバが死滅するので、その場合は死滅した装置を指します。
これは超、脳内混乱します!
サイコロ振ってから、スタート地点へ各プレイヤーの目線が釘付けで、そこから視線で該当するアメーバがいないか視線で追っていきます。そして変換装置で形や色が変わって排出口で、視線が飛んで「これ?」と不安で指さす一連の流れが面白いです!
変換装置という要素が、記憶をかき乱して変換装置を何度も通って「あれ?もしかして、死んでない?」という結論には至るけど4回目がわからなくてやり直したり、このゲームが難しいと身構えたら、すごい近くに答えがあったら。
瞬発系の右脳ゲームとして面白いとこを突いていると思います。
ハイパーロボットのゲーム感覚を軽い形に落としこめていると思います。
ただ、個人的に飽きが早いです。
ゲーム展開やバリエーションがちょっと少ないかもです。だけど、これ以上模様や色や形に要素を加えてはたどり着くまで脳が整理できないと思うので、ゲームのフレーバー的にはダメなのかもしれないですが。
「逃げた場所と方向」以外の各サイコロの6/1ぐらいに「なし」という出目を追加して、その部類に関する条件を「なし」にして病原菌を見つけるような要素を加えて、たまには条件を楽にして急いで答えにたどり着かないといけない展開なんて入れてみたらどうだったのだろうか。
だけど、持ち運び楽な箱でかなりの人数でも対応できる、時間調整として良いゲームだと思います。
遊評☆7