☆6
サイコロの目を騙した相手に「ブラフ・ユー」
真ん中に置いてある数字のタイルが点数で、それらを獲得して無くなったらゲーム終了して最もタイルの点数が高いプレイヤーの勝利です。
それにあたって、ゲームは運やハッタリが必要になります。
手番にやることはサイコロ3つカップに入れて、手番プレイヤーだけが内容を確認してやれることが2つあります。
1 誰か勝負する相手を決めます。勝負する相手は通称「預言者」と呼ばれます。
そして、手番プレイヤーが真ん中に置いてあるタイル3~18のうちどれか1つ又は預言者のタイルを選びます。選んだタイルの数字が手番プレイヤーにとって「振って出した合計値だよ」という意味を示します。勿論、ここで嘘ついて別の数字タイルを選んでいいです。
預言者は手番プレイヤーがサイコロ振って出した合計数値がそのタイルの数字だと思うのであれば「オーケー」でそうでないと思ったら「ブラフ・ユー」を言います。
預言者の宣言が合っているものであればそのタイルをゲット、又は手番プレイヤーが手元のタイルを選んで渡します。だけど、手番プレイヤーが預言者を欺けたらそのタイルを貰うことができます。
2 もしも、サイコロ三つ振って二つ以上のゾロ目が出た場合は、自分のタイル2枚の点数を合算させて、真ん中から別のタイルを手に入れられます。
例:勝利点点の「13」と1勝利点点の「10」を真ん中に捨てて4勝利点の「4」を手に入れる
ちなみに決してタイルの数字=勝利点ではなく、サイコロ三つ振って出やすい合計値の9~12は1勝利点で最も出しにくい3や18は5勝利点である。
そういった手番が巡回していってタイルが無くなったらゲーム終了して。最も手持ちのタイルの勝利点が高いプレイヤーの勝利です。
このゲームの醍醐味は確率論を使ったハッタリだと思います。
そのタイルをもらうために実際にその数字を出す必要はないのです。ただ、あたかもその数字が出たような素振りをしながら宣言して、相手を騙しきれればそのタイルをゲットできます。
ただ、極端な3や18は確率論上ではほぼ出ない数字だからこそハッタリ依然にブラフ・ユーと宣言されてしまいます。その兼ね合いあって、自分がどこまで攻めに行ってもいいのか考えるのかが楽しいです。
あと、自分の持っているタイルの数字が出た時も面白くて絶対に嘘つく必要があるのもいいですね。
ただ、ゲームの収束の流れがあまり好きではないです。
確かにルール的に収束はしていくように出来ているのですが、それは1位のプレイヤーが真ん中からタイルを引き取るというプレーをしていかないとゲームが終わらないです。2位以下は勝つために早くゲームを終わらそうとしないのでプレイヤー間のタイル奪い合いが多発します。1位がタイになるとゲーム終わらせるプレイヤーが居なくなることもあって、誰かが仕方なく終わらせに行く展開はあまり良くなかったです。
ゲーム中盤の面白さは良く出来ているので、奪い合いによるゲームの長引きさえどうにか出来たら良いゲームだと思いました。
他プレイヤーから奪ったタイルは裏返して、以降は他プレイヤーから奪えなくなるなんてルールいかがだったのだろうか。
遊評:☆6