★★Nice!
最初に小学生の子どもと2人でプレイした時は、あまりピンと来なかった。
後日、中学生の子どもと2人でプレイしたら、えらい面白かった!
ブラフという要素と非公開情報があるので、ガチガチの勝負にならないかな~と思っていたら、運要素が無くてガッチガチ!とても、アブストラクトチック。
なぜ、上の子どもと勝負して面白かったのかが分かった!ハッタリと思考力の勝負なので、実力が近い方が楽しめたんだと思います。
ゲームボードは5×8マスで、4~8点のナゲットのコマが所々に8ヶ所置かれています。このナゲットを柵で囲ってゲットします。
各プレイヤーは1~5点のチップを持っていますので、柵で囲われた中に置かれたチップの合計の数字が大きいプレイヤーが、柵の中にあるナゲットの点数をもらえます。
手番で出来る事は、柵を2本置いてマスを囲むようにマスの外周に置くか、1マスを埋めるように手持ちのチップを1枚裏向きで置くか。
これだけ、簡単!
裏向きで配置したチップはゲームの最後に公開します。なので、相手が高い数字のチップを置いていると思っていたのに意外に低かったり。ある程度予想は出来るけれど、そこを逆手に取っての騙し合いが面白い!
一つ重要なルールがあって、3マス以下で囲ったエリアは作れない。4マス以上のエリアでないといけない。
これがすごく効いている!
例えば10マスの大きいエリアを作っても、後から相手プレイヤーによって4マスと6マスの2つのエリアに分割させられる。
でも、7マス以下のエリアならばそれ以上分割する事はできない。最低でも4マスいるので。
プレイしてそういう事が分かって来ると面白い。
3人でプレイすると、先が読めないのとブラフの要素が混ざって、パーティーゲームになる。
個人的には2人プレイの真剣勝負が好みですが、実力差がある時にはむしろ3人でプレイしてワーワー言うのもいいですね!
4人でのチーム戦も面白そうですし、色んな遊び方が出来るので、そういう意味で家族で楽しむには良いゲームだと思います。
点数が書かれたナゲットのボード上での初期位置は決まっていますが、慣れて来ると隣接していなければ好きな位置に配置してプレイします。
2人プレイの時にナゲットを交互に配置していくんですが、配置する場所によっては先手有利になるので気をつけなければなりません。
例えば、左下の角に8点のナゲット、その上を1マス空けて7点のナゲットを左の壁際に置いた場合。
8点と7点のナゲットの間に先手でチップを置いてしまえば、先手が相当有利になってしまいます。実力が拮抗していれば、後手番が負けてしまうくらい。
なので、ナゲットコマを自由配置にする場合は、後手番のプレイヤーが全てのナゲットコマの配置を決めた方が良さそうです。
短時間で終わる割にはけっこう考えるし、繰り返しプレイしていると柵の置き方も上手くなってきて上達を感じる!
裏向きのチップによる相手との駆け引きと、柵の置き方によるエリアの取り合い。特に2人プレイでは熱い勝負になる!
このゲームもニューゲームズオーダーから出ており、品質、値段、収納性とも申し分なし。できれば、メディチのゲームボードを作って欲しい。