競り、賭け、レースのゲーム。
始めにクルマを動かすカードがプレイ人数に応じて7~10枚配られ、それを見てある程度のレースの予想を立てる。そして6色のドライバーと6枚の特殊能力カードを1枚ずつセットにして競りを行う。この時、必ずプレイヤー1人につき最低1人のドライバーを獲得しなくてはならない。なので残りドライバーがまだドライバーを獲得していないプレイヤーと同じ人数になったならば、すでにドライバーを獲得したプレイヤーは競りに参加できない。また、特殊能力のカードはプレイヤー1人1枚しか持てないので、複数獲得したなら捨てることになる。こうして全員がドライバーと能力を獲得した後、いよいよレースが始まる。
レース中は、手番プレイヤーが手札から1枚プレイして、そのカードにかかれたクルマをかかれた数字マス進める。カードには1~6色の数字が書いて有り、大きな数字から小さい数字の順にクルマを動かす。つまり、自分のクルマだけでなく他のプレイヤーのクルマも動かさなくてはいけないこともあるし、都合によっては自分のクルマを動かせないこともある。クルマは今いるマスの前のマスか斜め前のマスにしか移動できず、進路が妨害されるとそれ以上進めない。逆に進路がある限り、移動力を使いきるまで進まなくてはいけない。ただし、今いるマスから進めるかどうか?のみ見るため、わざと、その次には進めないマスに進むことはしても良い。
レース中、コース上にかかれた黄色い線を1台でも越えた時、全プレイヤーが1位でゴールするクルマを予想する。この予想したクルマが1~3位に入ると得点になる。この賭けは3回有り、最初の賭けが一番得点が高く最後の賭けが一番得点が低い。
全てのクルマがゴールするか、全員が手札を使いきるとゲームは終了する。自分のドライバーのクルマの順位による得点プラス賭けによる得点マイナス競りに支払った点数の合計点で勝者が決まる。
特に分かりにくいルールもなく、1時間以内でサクッと終わる、中量級のゲーム。狭い場所で進路を妨害したり、わざと進めない時に他人のクルマを大きく動かすカードを使ったりと、邪魔をし合うゲーム。足の引っ張り合いが好きな人にお勧め。