☆7
食物繊維のバッテェイング!
裏の裏をかいて裏にやられる?!
ミミズ(3枚)・鳥(2枚)・猫(2枚)・犬(1枚)・ノミ(1枚)これらが各プレイヤーの手札にあって、バッテェイングゲームをしていきます。出したカードで獲物を食して勝利点を稼いていきます。獲物を食すというのは、どういうことかというと
ノミは犬を、犬は猫を、箱は鳥を、鳥はミミズを食らいます。この法則を覚えておく必要があります。
ゲームは単純で、各プレイヤー手札にあるカードを1枚選んで伏せて同時に表にして結果が出るバッテェイングゲームです。
以下の順で処理していきます
・鳥を出しているプレイヤーは場にあるミミズを全て手元に置く。※複数の鳥がいる場合は出来るだけ均等に手に入れて、余ったのはスタートプレイヤーから時計回りを基準にもらえます。
・猫を出しているプレイヤーは場にある鳥を全て手元に置く。※ミミズを手に入れた鳥はミミズも一緒に手元に置く。
・犬を出しているプレイヤーは場にある猫を全て手元に置く。
・ノミを出しているプレイヤーは場にある犬を全て手元に置く。
というように、処理されます。
もしもカードを出して、何もカードを手元に手に入れなかった場合は真ん中に置かれて、次のバッテェイング処理の対象物になります。
例ミミズ・鳥・猫・犬・ノミが場に出たらノミを出したプレイヤーがカードを総取りできる。
例2ミミズ・ミミズ・猫・猫・ノミなら誰もカードを手に入れられないので全て真ん中に置かれる。
この手札9枚を使い切って点数を稼いでいくのが目的です。
カードの点数はミミズ(3点)・鳥(2点)・猫(1点)・犬(3枚)・ノミ(0点)といった感じです。
遊んでみた感想としては、どこまでも裏が予想出来る悩ましさが楽しいですね。
何が一番点数を手に入れられる展開なのか、だけどそれは単純で全員が思いつく策です。それを覆すためにはどうしたらいいか。役に立たないミミズは、今のうちに手札から捨てた方がいいのか。でも、この場の展開は鳥が出てくる気がする。それを襲うために猫でも出すか?!
といった感じに堂々巡りするのが楽しいです。
そして見つけた面白い点は、慣れた人のバッテェイングゲームにありがちな、伏せて出したカードをあえて宣言するプレイが多少の駆け引きを生み出します。
「ハゲタカのえじき」でありがち「15を出したから、誰も15を出すなよ」って宣言するプレイです。あれをされると、どうしようもできないバッティングゲームがいくつか存在するのですが、このゲームは、宣言すると誰かに食べられる可能性があって裏をかいて食べに行くプレイもできるので少し面白い駆け引きが出ます。
だけど、個人的に飽きが早いですね。毎回の盤面で変化はあまりなく結局バッティングゲームでしなと、思い当たってしまうのが原因だと思います。
ですが、久々に「ハゲタカのえじき」と違った初心者に勧めやすいゲームに出会えました。
遊評:☆7