親的にとても都合の良い完成度の高いボードゲーム。3歳~5歳の教育おもちゃと考えると、神がかったバランスだと思います。というわけで子を持つ親向けのレビューとなります。
大人同士がガチでやるゲームとしては非常に退屈です。子供とやるからすごく楽しいボードゲームです。もうこれはぽっくりゲーム大賞 キンダー部門 最優秀賞です。
流れはざっくり、自分の村に掘っ立て小屋を3つ建てたら優勝するというゲームです。
・見た目の良さで子供を釘付けにできる
・勝つためにはそれなりにちゃんと記憶して計画建てる必要がある
・小さい子も真面目にやれば大人にもそこそこ勝てる
覚えたり考えたりすることで1位になり、子供に達成感が生まれるので、このボードゲームには大事なことがいっぱい詰まってる感じがします。勝てることを経験して、負けることで悔しさを感じてもらったり。
基本ゲームルール(細かい部分は割愛)
資源獲得
・ボード上の各マスには壺や魚などの資源が転がっています。
・マスに止まることでその資源を一個獲得します。
マス移動
・マスの移動方法はボードの外周にあるタイルをめくるだけです。
・タイルは「4進む」というすごろくだったり「魚まで移動」というシンプルなもの。
・一度めくったタイルはそのまま表向きのままにしておく。
・どのタイルが何なのかを覚えておく。
小屋を建てる
・スタートマスに止まると手持ちの資源で小屋を建てることができます。
・小屋を建てたらめくったタイルを全部裏に戻します。
・スタートマスに止まった人が1枚だけタイルを入れ替えます。
子供でも頑張れば有利に戦える記憶型すごろくです。そして4歳児くらいでも付いてこれるシンプルな建設要素があります。記憶力的な意味でいけば子供のほうがちゃんと覚えてることも多いため、出し抜かれることがしばしば。我が子が相手なので、そういうことされると成長を感じることができてすごく嬉しくなります(笑)
逆に、大人はすぐ自分のアクションを計画するので「覚える必要のないタイルを覚えない」という戦法をとりがちです。しかし子供がトリッキーな行動を行うので、計画が簡単に乱れて「えっ…そのタイルめくるのか。うーん。じゃあ…そうだな…魚…。あれ、魚どこだっけw」みたいな感じになります。
大人がガチプレイしない限り、普通に結構いい勝負になります。うちの息子は3歳から普通にストーンエイジジュニアをプレイできています。
楽しいゲームで挫折感を味わったうちの息子
お父さんお母さん相手に健闘して善戦して、息子が勝ったときは本当に大喜び。子供にすごく良い影響がありそうです。これは本当に買ってよかった。
順調にボードゲーム英才教育が進んでいるので、、いつか家族でアンドールの伝説をやろうとおもいます。