得られるリソース量は配置したワーカー数とダイス目で決まります。
アクションスペースは道具作成(ダイス目調整用)、開墾(食料消費減)、子作り(ワーカー増)、資源調達(リソース獲得)、食料調達(食糧獲得)、建築(勝利点)、文明カード取得(資源獲得、勝利点)など。
石器時代の集落の発展をテーマとしたワーカープレースメントですが、比較的シンプルなルールに、ダイス絡みの変換効率をからめたゲームとなっています。
進行は、アクションスペースへのワーカー配置、アクション解決、ワーカーの食料消費、の繰り返しです。
文明カードが枯渇したらゲーム終了。
得点は、建物建築と、文明カードのセットコレクションによるものがほとんどです。
ワーカー増員による拡大再生産を軸に、道具作成によるダイス目のランダム性の制御、食料調達などを行いつつ、建物と文明カードで勝利点を獲得。
進行が分かりやすく、一本道に近い流れを持つため、ワカプレをあまりプレイした事の無い方にも遊びやすいゲームです。
でありながら、食料の代わりに他のリソースで支払えたり、文明カードのセットの強力さなど、融通の効くシステムが戦略性を拡げています。
アクション時のランダム要素をワカプレに組み入れるのは珍しいメカニクスでしたが、勝利点の獲得とは切り離されています。そのため、運で勝負が決まるという事もない、面白いバランスを保っている作品です。
いくつかのレビューを見ると、このダイス使用のところで賛否が分かれるようですが、いまだにBGGで100位以内にランキングされる名作です。確かにダイスを使用して確率論的にリソースを獲得するというのは最も目立つ特徴ですが、同時に置くワーカーの数や、道具の使用で補正できるところが、このゲームをややシリアスなものにしています。
現在米アマゾンでは送料込みで6000円位で購入可能ですし、国内の中古市場にも時々でてきます。オンラインサイトでの無料プレイも可能です。BGGのウェイトで約2,5ですからワーカープレースメントとしては比較的簡単な部類となります。
シンプルで軽いプレイ感を持つワーカープレースメントを探している方には良いのではないでしょうか。
評価6/10 重さ5/10