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80 年ほど前に発生したナノ=アポカリプスで、地球の大半は廃墟と化した。限られた資源しかない過酷な環境の中で、新たな文明を築けるかどうかは君次第だ。もちろん、他の生き残りも同じ計画を実行しようとしている。最初にコロニーを完成するのは果たして誰か?
このゲームでは白と灰色の2種類のダイスをリソースとして使い、その出目を資源として消費し、様々な能力をもつ建造物カードを購入して自分の能力を強化してゆきます。いわばダイスを使ったデッキ型カードゲームのようなシステムが特徴です。
また、このゲームをプレイするとき、28 種類のうち7種類のカードを選択して遊ぶようになっていますので、カードの選択により、毎回違ったプレイが楽しめるはずです!
荒廃世界の再構築。資源を集めて集落を育てよ。運命に抗い発展するのは……?
基本的には「『ドミニオン』っぽい準備をして得点で勝負する『王への請願』」ってのが身も蓋もない印象です。
ダイスを資源に見立て、それを用いて拡大再生産を行うゲームです。
毎ターン安定資源ダイスを3個振り足し、前手番までに取得していた安定資源ダイスの出目と自分の所有する施設から生産された不安定資源ダイスの出目を合わせて消費することで、さらなる施設の建設や保有施設のアップグレードを行い、余った安定資源ダイスを次の手番に残してさらなる発展を目指す、というような流れでゲームが進みます。
このあたりの「出目が揃えば施設を取得できる」ってあたりは凄く王への請願っぽい。
築く事のできる施設はゲームによって変わります。ベーシックサプライとして不安定資源ダイス2~6のいずれかを生産できる生産施設5種と得点源たる核シェルター、追加サプライとして7種の施設がゲームに登場します。この追加サプライの内容はゲーム開始時に決定されるため、異なる施設の組み合わせを用意することで全く異なる展開を楽しむことが出来るでしょう。
このあたりのゲームごとの施設選択設定はとてもドミニオンっぽい。
次の自分の手番に向けて資源を残す事が可能なため、次に目指す施設のことも考えて資源の使用を考えることになります。ここに攻撃用の施設(というか強盗団だの野盗だの)や交易用の施設が絡むことで、貯蔵された資源を奪ったり、あるいは双方の承諾を得て交換したり、というような動きも出来るようになっており、共闘や妨害も戦術に組み込んだ発展を進めることも可能となっています。
攻撃による妨害もドミニオンっぽいイメージ。直後の発展に直結出来るのでドミニオンより効率的かも?
そんなこんなで施設を作りつつ、時に施設を改良しつつ、プレイヤー人数に応じた点数を真っ先に稼いだプレイヤーが勝利する、というゲームです。
よくできたゲームだと思います。ダイス振るのが好きな方は是非。
とはいえ強いて難点を挙げるなら「ベーシックサプライの出目2要求が多すぎて、出目2を生産する生産施設の需要がヤバイ」ってところでしょうか。ここだけバランスなんとかならないかなー、とか思ってます。
6/10
ゲーマーの間でファンの多い時事ネタゲームの大御所、北条投了の本気でボードゲームつくってみました作品。
元は大建築時代というタイトルで、同人ぽさは否めなかったが、このコロニーではイラストやテーマが一新されて、見た目もわくわくさもアップした。海外逆輸入って個人的にはかなりエキサイティング笑
内容はドミニオンのように購入できるカードがたくさん並んでいるのだが、お金ではなく、サイコロを振って、出た目にそって購入できる。もちろん、強いカードのサイコロの目を出すのは容易ではないため、うまく強くしていくことが必要。
ダイスゲーだが、そこそこ戦略は必要で、どうやって強いカードのサイコロの目を出すかまでをそれなりに考えないと、差が出てくる。もちろん、サイコロの運によるものはあるのだが。
ドミニオンと違い、得点がほとんど公開なため、誰が勝利に近いかがそこそこ明確なのだが、攻撃要素が少なく追いつくことがちょっと難しいのが気になるところか。
ただ、箱庭ゲーに近い要素もあるので、好きなイラストの建物を買って、楽しむのもそれはそれでいいと思う。
資源であるダイス目を揃えてカードを買い、カードの効果で更にダイスを増やす拡大再生産。
場には12種類のカード山が置かれており、カードごとに指定されたダイスの目を支払うことでカードを獲得できる。
もしくは、所有しているカードに描かれたダイス目コストを払えば、カードをアップグレードでき、効果が強化される。
カードに付随する勝利点を規定数集めたプレイヤーの勝利だ。
カードは34種類もあり、組み替えれば毎回違った展開を楽しめる。
攻撃要素は少ないため、自分の持ち場をすくすく育ててホクホクしよう。
ダイス運も大きいため、ゲーム慣れしていない人でも勝てるぞ!
ダイスをドラフトしつつ、出目をコストにして効果の異なる建物を建て、回転率を上げつつ一番最初に16点を目指すゲーム。ダイスの出目にかなり左右されるので、繰り返すプレイすると計画通りに行かないことも多いが、それ含めて面白い。
王への請願亜種というかヤッツィー系というか何かそういうゲームと聞いて、あっこれ好きな奴じゃん! っていう事で遊ばせていただきました。
王への請願みたいにダイスを振り直す要素はありませんが、ダイスを資源に見立ててストックし、組み合わせでカードを買うのはまさしく王への請願。初期手札を使ってダイスの目を変更したりも出来ます。
毎回サプライが変更可能でリプレイ性を高めているのはファラオの恩恵的ですが、ファラオの恩恵はタイルなので管理やセットアップが大変なのと、基本一本道と言われればそうなのと、ソロゲー感が強いので、インタラクションはコロニーの方がやや高め。また、一度取ったカードをアップデートも出来る(アップデートすると能力もパワーアップするが勝利点自体もアップする)ので、より戦略性は高まります。
私はファラオの恩恵を持ってるので多分買いませんが、インタラクションの強さや管理の楽さを重視するのであれば、圧倒的にコロニーがオススメできます。しかし、たくさんダイスを降る楽しみを重視するのであれば、ファラオの恩恵の方が絶対楽しいです。コロニーはダイスを自分の手番に一回振るだけですし、他のプレイヤーが振ったダイスのお残りをもらうので、自分がダイスを振るという決定権の楽しみはちょっと薄いかも。また、視覚的な面で、どうしても全体的にグレーっぽくて見た目が地味なので(テーマには合ってますが)、ファラオの方が見た目綺麗なわくわく感はあるな~と思います。
と言う訳で、結論としては好み、と言うことになります。あっ勿論王への請願との比較でいうと、ルールがややこしいので、初心者向けなのは王への請願、王への請願に慣れたらファラオorコロニーという展開でいいんじゃないかと思います。いっそ全部買っちゃいなよ!(