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北米大陸の開発と貿易の冒険ゲームです。
ゲームは4ランウドのわたって行われます。最初のフェーズは収入と建設です。一定の収入を得た後、港や船を建設することができます。
その次に、もち船のこのラウンドでの行動の計画とそのアクションが続きます。積み込みに使った船はその能力により、品物が獲得できます。入植に使ったら開発途中の島から、いろいろの品物や得点を獲得できます。販売に使ったらヨーロッパの都市の需要に合わせて獲得した品物を販売して得点を得ることができます。発見に使ったら、北米大陸の未開発の島からいろいろのものを獲得できます。
高価な船が高い能力があります。また各プレーヤーの埠頭は数が限れらています。それ以上の数の船は持てません。
このゲームのひとつの特徴は、目先の得点が有利になることがあります。先に基準に得点を得たプレーヤーから順にボーナスポイントが得られるカードを選ぶことができるのです。ただ、目先の得点だけでなく、確実に自分の力をためるという手もあります。
☆6
航海とは新たな島の開拓だ
4ラウンドで終了する変則的なワーカープレイスメントです。
自分の所持する船(ワーカー)を色々なアクションに置いて実行していくゲームではあるのですが、船それぞれで内容が違って、特定のアクションに強い船や1回しか使えない船等があります。
このゲームにはいくつも特徴があって。
まず、フェイズがいくつもあります。
収入フェイズ…資源もらう
↓
購入フェイズ…船を買う
↓
出港フェイズ…今回のラウンドで自分の船でどのアクションを行うのか決める
↓
【アクション】搬入フェイズ…欲しい資材やカードが手に入る
↓
【アクション】入植フェイズ…島に人を移住して資源や点数を手にいれる
↓
【アクション】フェイズ…資材を払って点数ゲット
↓
【アクション】開拓フェイズ…島を開拓しつつ資源や点数を手に入れる
↓
ボーナスフェイズ…ボーナスカードを支払って点数ゲット
↓
ラウンド終了処理
といった流れです。
島は完成することでどれだけ入植者を置けたかのマジョリティー争いからのボーナス点があり、資源が手に入れば新しい船や契約を達成することが出来て点数などの絡み合いがあります。
そして、このゲーム独自の特徴は点数のレールです。
ある点数を越えることによってボーナスカードや永続効果や資源を得ることができる要素があります。それも、早く点数を得ることで選択肢が多くあります。
ですので、ゲームの序盤で点数を稼ぐことによる価値が見出しています。ただし、一番早くそれを獲得するとマイナス点を受けるという要素もあります。
説明を色々端折りますが、以上を4ラウンド行って点数を最も点数を稼いだプレイヤーの勝ちです。
プレイの感想としては、処理がかなり多いです。
やることは1ラウンド経てなんとなく感覚はつかめるのですが、自分のなかであまり好きでないシステムがいくつかあります。まず、順番決めです。アクションのフェイズを行う際にそれぞれの帆の数値を比べて高い人から順番に、アクションを行うことができるのですが、それをアクション毎に行うのが面倒です。個人的にはラウンド開始時点で今回使う船を決めて、その帆の合計数値で高い人から順番に今回のラウンドでの全ての処理の順番を決めるぐらい簡略化してほしかったです。
次に、船をどのアクション行うか決めるフェイズの処理の仕方です。本来のルールだと、誰がどこのアクションに船を置いたか確認して、自分の船を1つ置いて次のプレイヤーが船を1つ置くといった具合に進行するのですが、これを本気でやると長いです。
ついたてを用意して、全員船を置く箇所決めたら公開するぐらいパパっとした進行が良かったです。
あと、点数レールの仕掛けが少し残念です。点数を初端で稼ぐことでボーナスカードを選んで手に入るシステムは面白いのですが、通過の最下位以外はボーナスカードを手に入れるとマイナス点を受けるシステムが解せないです。
一緒に遊んだ友達は「現状の1位がマイナス点くらうことで平等性がとれるんじゃない」といっていましたが「点数走って無駄なマイナス点を受けるなら今は少し待って誰かが通過するのを待とう」というプレイの選択肢が好きでなかったです。自分としては純粋に序盤の小さい点数で走って競争して、自分に合うボーナスカードを探す展開だけの方が好みでした。
自分には「それいる?」という感じの処理の量にウンザリしてしまいましたが、船選びやアクションでの選択肢やマジョリティー争い等の面白い点は詰まっているので、悪くない惜しい作品です。
遊評:☆6
見つけよう、新しい陸地を!
new(新しく)found(見付けられた)land(大陸)=ニューファンドランド
というカナダの東海岸にある名前の島をタイトルに付けたゲーム。
ゲームの流れとしては
収入フェイズ→計画フェイズ→実行フェイズ→終了フェイズ
の流れで4ラウンド行い、出荷や入植、島を発見したりと様々な得点方法を組み合わせ最も勝利点の高いプレイヤーがゲームの勝者となります。
プレイヤーはそれぞれの国家ごとに異なった能力を持ち、繰り返し遊べる内容となっています。あからさまな強さなどはなくそれぞれ得意分野がちょっと強化されるといった感じ
また、このゲームの特色として勝利点トラックに☆や〇、□といったマーカーが複数置かれていて、ここを通った人から順番に特典がもらえます。色々ある条件を満たしたら勝利点を得るカードを優先的に選べたり、有名な冒険家たちが力を貸してくれたり。
前の人が特典を得るとこのマーカーが点数が低い方に移動して、点数的に後ろの人が特典を貰いやすくなるという仕組みです。最初はちょっと力をためて…という人でも得られやすいのはいいですね
収入フェイズに自分の基本的なアクション回数となる船を購入するのですが、それぞれの船に得手不得手があるのが特徴です。人をたくさん運ぶのが得意だったり、物をたくさん積み下ろし出来たり、新しい陸地を探すのが得意だったり。
それらの能力の強弱と他に、実行フェイズでの手番順をいち早く行えるイニシアチブも書かれています
このイニシアチブ要素がある事により、「スタートプレイヤーが有利」というような事が起きづらく公平性が保たれているところが個人的に好みです。ちょっとだけ確認が煩雑に感じる人もいるかもしれませんが、最終ラウンドで「あの出荷がどうしてもしたい!」という時にはイニシアチブの高い船を使うといった事が出来ます
・収入フェイズ
このゲームでは木・布・鉄・金と4種類の資源があるのですが、そのうち木と布を無条件で貰えます。
木と布を1つずつ支払うことで基本的な船を購入することが出来ます。
また多めの資源を支払う事で、能力の非常に高い船を購入することもできます。購入時に勝利点が付いてきますし、豪華な船を持っていると何となく満足感が得られるのでオススメ
・計画フェイズ
自分の船をここで配置していき、このラウンドで行うアクションを決めていきます。
搬入→入植→出荷→開拓 と4種類のアクションがあり、それぞれ物を貰う、エリアマジョリティと物品GET、物を支払って勝利点を得る、島タイルを発見して配置するといった感じ。
・実行フェイズ
計画フェイズの4種類をイニシアチブの合計が高い人から行っていきます。序盤はあまり順序は関係ないのですが、終盤になるとちょっと重要になります
・終了フェイズ
それぞれがボーナスカードを使って勝利点を得たり、自動的に島が開拓されて行くといった処理が為されます。コンパスの形のタイルをめくってそこに書かれている島へプレイ人数に応じた枚数地形が発見されていくため、少ない人数でも島を完成させることが出来たりします
これを4ラウンド繰り返してゲーム終了となります。
個人的にはもう1ラウンドやりたい!くらいの感覚でしたね。ちょっとゲームに慣れた人なら難しいところも無いですし、割とサクサクと進む印象でした。一回目のプレイでも3ラウンド目にはやるべきこと、やりたいことを判断しやすくなってきますし、とても良いゲームだと思います。
ゲーム名称:ニューファンドランド (Race to the New Found Land) 2018年 BGG6.9
デザイナー:マーティン・カレンボーン(Martin Kallenborn)
デザイナー:ヨッヒェン・シェーラー(Jochen Scherer)
ハンスの2018年新作
新しく発見された島。ニューファンドランドの開拓レース。
新天地には早く乗り込んだ方が利益は高い。
国ごとに分かれた特殊能力を駆使して、われ先にと新天地に入植者を派遣をしていく。
邦題はニューファンドランドですが、原題は Race to the New Found Land
レースゲーム?と思いますが、厳密にはレースゲームではありません。
ですが、しっかりとあるレース要素がこのゲームの肝です。
基本システムは4つあるアクションに自分の船を配置してアクションするかどうか。というのをスタートプレイヤーから順に決定していく。
いわゆるプロットタイプのゲームですが、同時プロットではなくスタートプレイヤーから、
積み込み。入植。出荷。発見。という4アクションに対してそれぞれプロットするかどうか。という形なので、競りのような感覚も少しある。
とはいえ、競りではないため、プロットすれば必ずアクションはできるが、
プロットした船の速度でアクション順番が変わるので、必ずしも狙いのものが取れるかはわからない。
このあたりが少し競りっぽい駆け引きがあります。
じゃあどこにレース要素が?となりますが
得点トラックにある□やら☆やら△のマーク。
ここに到達することで、ボーナスカードを全て見て1枚選んで取得する。そして残りを戻す。というもの。
早く到達すればするほど自分の欲しいものであったり、高得点のカードを獲得できる。
逆に遅れてしまえば、他の人が取らなかった残りのカードに。
カードの得点にも差があるため、これに遅れるとそれだけ素の加点が下がってしまう。
これがこのゲームの肝の一つだと思います。
しかしはじめに足を使いすぎればいいものでもない。
ボーナスカードは5箇所に配置されているのです。(得点3箇所、特殊能力追加1箇所、資源1箇所)
序盤 中盤 終盤と、逃さずしっかり得点していかなければこの開拓競争を生き残ることは出来ない。
必ずトップじゃなきゃいけないのですが、後手を踏みすぎても残り物。
なので、2位ぐらいには入っておきたい。
が、足を使いすぎると大事な後半で息切れが・・・と思うと非常に悩ましい。
どの船を買っていくかの悩ましさ。
プロットの悩ましさ。
相手の船の速さからくる悩ましさ。
陣取りの悩ましさ。
そして、しっかり点数を重ねなければ置いていかれる焦燥感からくる悩ましさ。
いろんな悩ましさがあわさっていて、それでいて重過ぎないプレイ時間。
一度飲み込めれば、個人ボードのサマリーとあわせてわかりやすいプレイ感。
自分はとても楽しめました。
世間的な評価はあまり高くないようですが、古豪の出版社であるハンスに対する期待が高いのかもしれませんね。
充分いいゲームだと思いました。
プレイでは、マジョリティが好きなので、
入植と発見アクションに重きを置いて出荷がおろそかになったところ、加点が遅れてボーナスカードの獲得が遅れに遅れたので、悲しい残り物になっていました。
新天地への開拓競争はかくも厳しいものか・・・。
特に出荷の3マスのポイントで序盤に大きく加点できるよう、WinWinの関係を作りたいところ。
自分は都市1つ島2つでマジョリティをとっているものの、結局完成は最後に都市1つと島1つは完成するものの、もう一つは完成しないでボーナス無しという惨憺たる結果。
資源ももらえる上に島マジョリティ藻狙える発見は強いアクションですが、入植はほどほどにした方がよかったのかなぁ。
うーん難しい!
最初はこれ全部いけるの?と思いますし、船などがそろい、さー今から!
というところで最終ラウンドを迎えるのですが、
新しい島の発見や都市への出荷もあらかた埋まる収束性も持っています。
いいゲームでしたよ!
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このゲームはランダムに選ばれた国を担当します。
そこで、何度か試して得られた各国の簡単な戦略を記します。(用語の日本語訳はメビウスゲームズの説明書に合わせています)
イングランド:
積み込み:★★★★★
入植 :☆☆☆☆☆
販売 :★★★★☆
発見 :★★★★★
固有能力:植民地港(積み込みを強さ2以上で実行した場合、追加で1枚のx1カードを受け取る)
戦略:
植民地港は積み込み時に追加の資源だけでなくチャーター船も余分に入手できます。入植はスペインに負けるので発見で得た資源を箱4の船または販売に回しましょう。
おすすめの船長:
資源獲得は発見で行うため、コロンブスが特に強力です。
フランス:
積み込み:★★★★☆
入植 :★★★☆☆
販売 :★★★★★
発見 :★★☆☆☆
固有能力:徴税所(販売達成時、+3の勝利点を得る)
戦略:
序盤の展開は他国に譲るものの、資源が余ってくる第3/第4Rの販売の強さは他の追随を許しません。イングランドと同じく箱4のレア船の入手を目指すとともに、入植で得られるボーナスを見込んで、収入フェイズで手持ちに資源がなくても販売に回すぐらいの強気の戦略が求められます。
おすすめの船長:
獲得時と収入/建設フェイズに黄金を入手できるコルテスがベストと言えるでしょう。
オランダ:
積み込み:★★★★☆
入植 :★★★☆☆
販売 :★★★★☆
発見 :★★★☆☆
固有能力:陸軍省(全てのアクションで速力+2)
戦略:
ポルトガルと別のベクトルのバランス型。速力+2はまずイニシアチブ勝負を決定づけるため、他国の出鼻をくじくことができます。そのため、インタラクションを意識した戦略をとっていきます。
おすすめの船長:
基本的に誰でも強さを発揮できますが、マゼランで「絶対に速さ勝負で勝つ」か、ドレイクで船を増やして手数を増やしていきます。
スペイン:
積み込み:☆☆☆☆☆
入植 :★★★★★
販売 :★★★★☆
発見 :★★★★★
固有能力:植民地管理所(入植時、他のキューブが置かれているマスに追加でキューブを置き、どちらかのボーナスを得る)
戦略:
固有能力発動後、入植はスペインの独壇場となります。第1Rから船を入植と発見に割り当て、島の完成を目指しつつマジョリティを得るのが基本にして強力な戦術となります。
おすすめの船長:
エリアマジョリティの要となるコロンブスや、イニシアチブが取れるマゼランの2人のどれかを状況に応じて選んでいきます。
ポルトガル:
積み込み:★★★☆☆
入植 :★★★★☆
販売 :★★★☆☆
発見 :★★★★☆
固有能力:船着き場(共通の船着き場とは別に追加で船を置ける)
戦略:
オランダと双璧を成すバランス型。船の数が単純に増えるため、物量作戦で他国と差をつけていきます。船を積極的に買い替えていき(場合によってはレア船の交換も)、状況に応じて植民や発見などを行います。
おすすめの船長:
オランダと同様に誰を選んでも役立ちますが、強みをさらに活かすドレイク、販売の箱数を補うためのダ・ガマとの相性が抜群です。