ガリレオ・ガリレイ

　この時代、ヨーロッパでは新たな科学的アイデアが取り入れられてきた。見識のある天文学者は、肉眼での天空の観察から初の望遠鏡を使用しての観察へと変化していった。そんな彼らと共に、畏敬の念に満ちた天体の観測を行おう! だが、注意をしなくてはならない──教会は警戒を続けている。異端の考えは厳しい罰を受けることになりかねない......。

　「ガリレオ・ガリレイ」で、プレイヤーは16~17世紀に活躍した天文学者となり、天空の観測などを通じて学問発展への貢献を競い合います。

　各自の手番では個人ボード上にある望遠鏡を1~3スペース前方へ動かし、移動先にある2つのアクションを実行します。アクションには、基本的な得点源である「天体や星座の観測」、観測の手助けとなる「彗星の発見」、行動に応じた得点を強化する「大学での講義」などがあります。ただし、2つのアクションのうち1つは再び使用できるようになるまで時間が必要です。そのため、どの順番でアクションを実行していくか予め戦略を組み立てましょう。

　また、この時代、教義に反する先進的な考えは教会から危険視されていたため、アクションの結果、異端審問官がやってくることがあります。異端審問官は各自の個人ボードに留まり、そのままにするとあなたの評判を台無しにし、ゲーム終了時に得点を大きく減らしてしまいます。そのため、適宜説得して自分への心証を改善しておくことが肝要です。

　こうして手番を行っていき、ゲーム終了時に最も得点を獲得していたプレイヤーが、この時代の最も名高い天文学者となり勝利します。

　「ガリレオ・ガリレイ」は、「SETI:地球外知的生命体探査」などで脚光を浴びているゲームデザイナーTomáš Holek氏が手掛けた、自分の計画に基づいたアクションの選択や組み立てが楽しい、美麗なアートワークも目を引く、現代天文学の礎を築いた先人たちへのリスペクト溢れる戦略ゲームです。

内容物
プレイヤーボード4つ、人物ボード5つ、ゲームボード1つ、大学階級タイル6枚、アクションタイル24枚、論題タイル6枚、ダイス30個(3色)、木製トークン116個、彗星トークン 28個、カード35枚、開始プレイヤートークン1個、1人ゲームタイル11枚、上級ゲームタイル6枚、ルールブック1部、四分儀タイル34枚