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メーカー:ホビージャパン
“大戦争”と呼ばれた第一次世界大戦は、技術的偉業、冒険心、そして近代への移行を特徴としていた。また、両陣営が失った人命の比率を比較するという残酷な計算によって戦果を評価したという点でも注目に値した。この“すべての戦争を終わらせるための戦争”は、19 世紀後半の超国家主義を、20 世紀の無政府主義へと歪めた。4 年以上に渡る人的・経済的損耗ののち、この戦争は(何よりも倦怠感によって)ついに終結した——
『主計将校:1914』は、プレイヤーは中央同盟国(独、墺洪と土)、あるいは協商国(英仏、仏伊、露)のいずれかに属する国を受け持ちます。プレイヤーは受け持つ各国別のカードデッキを持ち、軍隊の建設や戦闘などはカードプレイで実行され、星付きの補給スペースを占領することによって勝利点を得たり、カード上に示されている戦略的条件に応じて勝利点を得ることができます。また制限の大きな補給ルールにより、個々の戦闘だけではなく戦略的な行動が自陣営の勝利には必要となります。ゲームは 17 ラウンドにわたってプレイをしたのちに自陣営がより多くの勝利点を獲得している(もしくは 17 ラウンドに至る前に 12 点差をつける)ことで自陣営の勝利を目指すことになります。
国ごとに国力とドクトリンを反映した特徴のあるカードプールをもとに、毎手番カード 1 枚をプレイすることで軍隊を設立したり、戦闘を行ったり、様々なイベントを起こすことで敵陣営に対して戦略的優位を得ることを目指すシステムは『主計将校:第二次世界大戦の補給線』同様ですが、舞台を主な戦場であった欧州にしぼり、陸スペースの種類(軽易地形・障害地形)や「損耗シンボル」、時間のかかる戦略的な計画を必要とする「準備シンボル」の存在が、第一次世界大戦の果てしない消耗戦を再現している、プレイアブルな戦略級ゲームです。
ゲームの内容物
ルールブック 1 冊、ゲームボード 1 枚、勝利点マーカー2 枚、カード 216枚、木製陸軍駒 45個、木製海軍駒 16個、ラウンドマーカー 1 枚、リマインダートークン 2 枚、目標トークン 6 枚、プレイヤーエイド 5 枚