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「親愛なるミスター・グラッツ、今宵貴殿のアンティークを頂戴しにうかがいます。ご容赦のほどをorご覚悟のほどを」
グラッツは両手を組んでいた。前のティーテーブルには手紙が広げられているが、その目はもう一通の手紙に向けられていた。
「グラッツ様へ:今晩、ジュエリーを、私の物に」
グラッツは眉間にしわを寄せながら、執事に手渡されたまた別の手紙を開けた。
「やあグラッツ、最近どう? あなたのロビーの絵、素敵ね。私にちょうだい。後で取りに行くわ!」
グラッツは手に持った手紙をティーテーブルにぶちまけ、悪態をつきながら受話器を取り、所轄の警察長に電話を掛けた。これまで何度か便宜を図ってやったんだ。今度はあいつに働いてもらう番だ。
すぐに呼び鈴が鳴った。グラッツは苛立ちながら直々に扉を開け、警察長にあらんかぎりの罵声を浴びせた。近頃こいつら盗賊がのさばっているのはどういうことなんだ?
警察長は上手くなだめ、グラッツとともに貴重なお宝を一通り検査した。その口元には意味深な笑みが浮かんでいた。
『シャドウライバル』では、プレイヤーは盗賊団を率い、豪邸のお宝を狙う。しかし、まずいことに、他の盗賊団も同じターゲットに狙いを定めているようだ。今回の行動で十分な収穫を得るには、持てる力を存分に発揮して同業の競争相手を出し抜かなければならない。
鐘が鳴った。夜の6時だ。あなたはマントを羽織り、裏路地を通って約束の場所へ向かった。豪邸はすぐそこだ。グラッツ氏も待ちわびていることだろう。腕が鳴る。仲間とともに最後まで笑おう!