エルダーガーデンnattoさんのレビュー

出番ではカードを1枚プレイし、記載されているアクションを解決するだけというシンプルなルールにも関わらず上手く出す順番を考えないと全く得点に絡めないシビアなゲーマーズゲームです。
アクションの種類は移動、建設(能力の強化やラウンド収入の増加など)、祭壇(資源の変換)、探検(カード獲得)、生贄、祝福、模倣の7種類でそれほど多くはないです。これにフリーアクションとしてドクロトークンの活用とマナを消費して古文書を発動し信仰トラックを進めるアクションが加わります。
1ラウンドのアクション数は基本的には3回ですが、祝福とドクロを活用することで最大6回まで増やすことができ、これを上手く組み合わせていくことがこのゲームの醍醐味かなと思います。
主な勝利点の獲得は、心臓トークン✖️血塗られた祝福カード✖️新世界に旅立った司祭という3要素の掛け算で得られるものと各要素に応じて得られる目標達成カードの２つで、前者の得点は邪神の復活が前提ですが、この3要素の入手は一筋縄では行きません。特に血塗られた祝福カードは祝福アクションに加えて、次ラウンドで特殊遺跡カードを手に入れることでしか獲得することができず、かなりの手番を必要とします。心臓トークンの獲得には司祭駒の破棄が必要なため、新世界に旅立たせる司祭との兼ね合いが必要となり、かなり悩まされます。
ただなんとなくプレイしたのでは全く点数が獲得できず辛い思いをするので、ある程度得点システムを理解した上でプレイした方が楽しめると思います。
ヘブンアンドエールでへこたれない人、タペストリーでのアクション連鎖を楽しめる人にはオススメです。