マラケシュ / ズライカいかっぱさんのレビュー

4歳息子と6歳娘とプレイした感想です。

絨毯商人アッサムさんが街に絨毯を敷き詰め、稼いだお金と敷き詰めた絨毯のマス目数を競うゲーム。

各プレイヤーは1デュラハムを5枚と5デュラハムを5枚、また1枚2マス分の絨毯をプレイヤー数に応じた枚数もらいます。

ダイスを振る前に、アッサムさんの向かう方向を決めます。90°横を向くことは出来ますが、後ろは向けません。ダイスにも特徴があり、2と3の面が２つずつ、1と4の面が１つずつです。

ダイスの目にしたがいアッサムさんを動かしたら、足元にひいてある絨毯を持つ人にお金を払います。お金は絨毯が辺で繋がっている枚数分支払います。角で繋がっているものは対象外です。また、誰も絨毯をひいていないマスや自分の絨毯の場合は支払いがありません。

その後、自分の絨毯をアッサムさんの止まっているマスの辺に沿うように敷きます。この時、他の絨毯の上に敷くことも可能ですが、まるまる1枚を覆い被すような敷き方はできません。

こうして、各プレイヤーが絨毯を全て敷き終わるとゲーム終了です。ゲーム中で相手にお金を払えなくなったプレイヤーは離脱となりますが、敷いた絨毯は取り除きません。ただし、離脱後に誰かがその絨毯に止まっても、お金はもらえません。

ゲーム終了後、お金と面に出ている絨毯のマス目を数え、1番多い人の勝ちとなります。

6歳娘はすんなり理解できました。

私はサイコロの目の確率を考え、人の絨毯には止まらないことを優先させて進めましたが、娘は敷き方を優先していました。私が「アッサムさんをそっちに向けると、ママの絨毯に乗っちゃうよ」と言っても「いいの、そこに置きたいの」と。なので、最初のうちは私がお金持ち。もう勝ちだなと思っていたら、最後の一手でもうどこに向かっても娘の絨毯に止まってしまうことになり、大量失点の逆転負け。

平気で身銭をきって目的を優先させるとは、完敗です。そういえば、娘はねことねずみの大レースも強いです。先読みしてどう敷くかを考えていないと勝てないゲームですね。

4歳息子はアッサムさんの動かし方はわかるようですが、戦略的な判断は全く出来ていませんね。ママの絨毯の上を狙って楽しく絨毯を敷いています。（敷き方の理解もやや曖昧）

見た目も素敵だし、子供もできるゲームの中では戦略高め。ダイス運もあるので本気で子供と遊べるゲームです。（本気でやっても連敗中）