ディヴィナーレ 倫敦の霊媒師Divinare

霊媒師となって他の人の持っているカードを霊視（推察）しようとしていくカードゲーム

　36枚のカード(手相占い×6枚･水晶玉占い×8枚･紅茶占い×10枚･星占い×12枚)からランダムに12枚を抜き、残りの24枚のカードに４種類のカードがそれぞれ何枚あるのかを、最初の手札・途中にある手札交換・他プレーヤーの動向から予想して賭け枠を抑えあいます。
　手番には、手札１枚を対応する賭け場所に出して、自駒で予想枚数のマスを抑えます。手番が何周かするたびに全員隣の人にカードを規定枚数渡します。次第に枚数情報が明らかになっていきますが、他プレーヤーの賭けや回ってくる手札には情報操作の意図があるので気をつけましょう。｢手番には必ず手札を１枚出さないといけない｣｢予想駒が動かせるのは対応する手札を出した時だけ｣｢手札を出したら対応する予想駒を必ず動かさないといけない｣｢賭け枠１つには１駒だけ｣という縛りがあるので、｢予想できても手札が無いので動かせない｣｢予想枠を抑えているのに動かないといけない｣｢予想枠が抑えられているので賭を降りる選択しかない｣という場面があり、出す札の順番や隣に送るカードを慎重に選ばないといけません。こうしてカード枚数予想と賭け枠の取り合いが絡みあいながらゲームは進みます。
　全員が手札をすべて使いきったら、実枚数と賭け駒によって得点(的中+3ニアピン+1)と失点(-1)を計算して１ゲーム終了。これを３～４回数を行なって、最高得点の人が勝ちとなります
　比較的シンプルなルールのなかに駆け引きが有り、手頃なプレイ時間の割に濃密なプレイ感があります。またボードやカードのアートワークが美しく雰囲気を盛り上げます。