ジェンティスatcktさんのレビュー

紀元前ぐらい（多分）に地中海で文明を広げよう、というテーマの重ゲーです。３時間ぐらい遊んでたはず。各自にあるタイムトラックが新しいですね。

▼ゲームの概要

　インストに１時間程度かかったゲームなのでざっくりで。

　ゲームは６ラウンドあり、２ラウンドずつ、３時代あります。

　各ラウンドはスタートプレイヤーから手番が回り、１アクションしたら次のプレイヤーに手番が移ります。

　手番では、いくつかあるアクションのうち、１つを行ったら次のプレイヤーに手番が移行します。
　ただ、アクションを行うと、正方形のタイルと（ないこともあります）、砂時計タイルを受け取ります。

　個人ボードがあって、そこのタイムトラックにそれらを埋めていきます。

　すべて埋まったら、このラウンドではそれ以上アクションを行えません。全員が行えなくなったら、終了処理をして、次のラウンドに続きます。

　さて、アクションですが、大きく３種類あります。

　１つは、ボード上にコマを置くアクション。コマは建物を示しており、その都市を自分が作った、というようになります。建物エリアに描かれている対応する資源を得られます。お金だったり、万能キューブだったり。

　２つ目は自分の都市の人口を増やします。

　といっても、実際は「カード使用条件」を設定しているパラメータが個人ボードにあるので、それを進めて、条件を解除して、カードを使えるようにするためのアクションです。

　これは６種類ある職業の人間のいずれかを増やせるのですが、ボード上でそれぞれの職業の金額が変わってきます。

　３つ目はカードをプレイしたり、購入したりします。

　カードが主な得点源であり、追加ボーナスであり、カードの取得が大きく見える目標になっています。

　カードはボードの下方に８枚ほど並べられており、そこから払った金額に応じてカードを１～３枚とることができます。このカードには、プレイ条件が書かれており、手札から自分の前に出すために６種類の職業それぞれの人口のチェックがあります。

　基本的にはこれらをぐるぐる行っていきます。もちろん、カードには先取り勝ちのところもありますし、配置することによる得点、ラウンド間の得点は建物からさらにボーナスがあったりと細かい点を説明しだすと止まらないぐらいあります。

　ポイントは、何をするにもお金がかかるということ、タイムトラックは砂時計タイルが各マス、１つずつしかとられて行かず、次のラウンドに残れば、アクション数が減ります。

※砂時計タイルは正方形の半分になっており、１マスに２つ置くこともできるのです。

　ここのやりくりをうまく進めたプレイヤーが勝つと思います。

▼プレイの感想

　今回は４人で遊びましたが、３通りぐらいに攻略が分かれ、１人が上手くいかない（かちあったため）という感じで進みました。

　最後、得点計算と砂時計の扱いをミスって３位でした（ミスらなければトップタイか、その辺）。

　そういう意味で、何をやってもそれなりに競り合うことができるよう作られています。もちろんカード運も結構効いていて、意外な伏線で得点を稼げることもありました。

　インストいれて４時間ほどかかるので、重めのゲームが好きなら楽しめると思います。タイムトラックのやりくりは楽しかったです。