ラクリモーサkouhei oonoさんのレビュー

家族で教養を深められるボードゲームシリーズ。馬高に続いて2つ目のレビュー。

あ〜んど、映画と共に楽しめるボードゲームシリーズでもあります。他に、指輪物語もレビューしています。

映画「アマデウス」を観たあとに遊ぶのがとてもおすすめです。小学生の娘も、モーツァルトの死んだあとはどうなったんだろうという興味から、かなり前のめりで遊んでくれました。

モーツァルトの曲を流しながら遊びました。カードに曲名が登場するんですが、ちゃんと作曲した年代順になっているんですよね。この子供のときからこんな作曲してるの！？などと改めて天才ぶりに驚かされます。全然聞いたことがない曲にも興味がわきます。たとえば「後宮からの誘拐」とか、初めて聴きましたがとても楽しい曲で、ちょっと聴いただけですぐに好きになっちゃいました。

そもそもルールブックが、モーツァルトに対する愛と想像が膨らむように書かれているんですよね。そこからすでに楽しめます。

そしてゲームとしても面白いです。

旅の多かった前半生、数々の作曲、演奏会、そしてレクイエム。モーツァルトの人生とゲームのアクションがうまくリンクしていて、かつ多様な戦略を楽しめるシステムです。

2回目のゲームで娘に負けたんですが、デッキの強化にばかりかまけてレクイエム作成をおろそかにしてしまっていたら、そのせいで負けました。レクイエムを作るゲームですからね、やっぱりレクイエムは大事！

箱絵も美しいので本棚とかに置いてあるとお洒落です。