ドミニオン：夜想曲赤い狐さんのレビュー

　まだまだやり込めてなくてちょっと苦手意識がある拡張。暗黒時代と並んで二大雰囲気がいい拡張と勝手に思ってる。難易度は高めかな。

　この拡張では、クリーンアップフェイズの前にアクション権に関係なく使える「夜行カード」、サプライに特定のカードがあるとき銅貨一枚の代わりに使用する「家宝」、ランダムな効果をもたらす「祝福」「呪詛」などが追加されます。

　近年のドミニオンのパワーインフレはこのあたりから顕著になっています。弱いカードもありますが、そんなのよりもパワカが多い。金貨の価値が暴落してます。ただ、使い方が難しいカードも多いです。追跡者や取り替え子の使い方などはいまだに僕も確立できてません。これらのことから、初心者にはあまりこの拡張をおすすめはしません。中級者以降もこの拡張で遊ぶのは、より戦略の幅が広がる（と思ってる）冒険や帝国の後でいいと思います。優先度は全拡張の中で6番目以降くらい。

　次にこの拡張について思うことを書きます。一つ目。準備が面倒。二つ目。金貨が簡単に入手出来すぎ。暗躍者なんか初手で金貨だぞ。やば。三つ目。プーカと呪われた金貨の相性悪い。つまりプーカは使わん。四つ目。ピクシーはとりあえず買っとけ、みたいなレベルで強い。最後。ネクロマンサーで暴れるのは楽しいぞ。

　全体的に目立たないパワカが多いので、やりこむと面白そう。まだ真価を見いだせてないカードもありそうなので今のところ移動動物園の次にやりこみたい拡張。ほかの拡張に飽きた人向けな拡張な気がします。