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  • 2人~4人
  • 60分前後
  • 10歳~
  • 2013年~

アゴラ荏原町将棋センターさんのレビュー

110名 が参考
1名 がナイス
2ヶ月前

アグリコラの次は、アゴラで!

あのハラルド・リースケが自ら監修した陪審員制度ボードゲームです。

古代ギリシャのパルテノン神殿の周りで、弁論術を鍛えます。

しかし、何のために鍛えてるかというと、他者を屁理屈で言い負かし、狡猾に特定の業者を起訴し、陪審員から裁判官になって私利私欲を満たすため。

(教育学系ワーカープレイスです)


プレイヤーは5人のワーカーを持ち、スタート時の弁論トラックの数値は全員1。

ボード上のワーカースペースの種類は全部で5種類で、

1 市場…3種類の業者から資源カードを貰う

2 交換所…他の資源カードと交換する

3 ストア(屋根付き歩道。井戸端)…弁論トラックを上げる

4 裁判…検事に立候補し、検事が決まり、業者の一人を起訴し、裁判官が決まり、被告人に判決を言い渡す

5 記念碑…資源を捧げて、ギリシャの英雄に忠誠を誓う(オイオイ!笑)


まずは、ワーカープレイス。時計回りに一人ずつ、ワーカータイル(A〜E)を裏向きにして置いていきます。そして、この1から5の順番で解決していきます。


1市場には、3種類(木、石、レンガ)の資源(業者)のスペースがあります(ただし、3種類バラバラというわけではなく、被っていることもあります)。その業者からタダで資源カードを貰えますが、このゲーム、ストックの資源カードの総数が(わざと)少なめなので、足りなくなる場合があります。この場合は、列の中のワーカーのうち、弁論トラックが一番大きい者が他者を詭弁で言いくるめてしまい、優先的に貰うことができます。

↑ 1市場。第I列の木材業者に緑が3人、第II列のレンガ業者に緑1人青2人並んでいる。(実際は、A〜Eが書いてない裏面で配置する)。第I列から、緑プレイヤーは木材を2+1+1=4枚得る。第II列のレンガは、ストックに2枚しか残っていない。この場合、3人のうち一番弁論トラックの高い青Aがまず1枚取り、次に弁論能力の高い緑Dが1枚だけ取る。


2交換所では、手札の資源カードを別の資源カードと交換できます。ただし、交換比率は、2→1または3→2なので、交換すると、資源カードは1枚減ります。


3ストアでは、学者風情の人々と能書きを垂らし合い、レトリックを磨きます。置いたワーカー全ての弁論トラックが1上がりますが、これには一人あたり1枚の任意の資源カードを払わなければなりません。

↑ 3ストア。この場合、青Dが弁論トラック2、緑Aが弁論トラック1上がる。(それぞれカードを1枚払う)。市場と同じで、早取りのほうが貰える数値が大きい。ただし、この3つ目の1には置きづらく、ここに置くと、4つ目の2に他プレイヤーがすかさず入ってくるだろう。


4裁判では、まずスペースに置かれている各プレイヤーのワーカーの弁論トラックの合計を出し、一番大きいプレイヤーが検事となります。検事は、市場にある3種類のうち1つの業者を指定し、詐欺だと起訴します。

次にこの事件に対して、全プレイヤーから陪審員を募ります。各プレイヤーA〜E5枚の抽選マーカーを持っており、これを左のプレイヤーに渡し、そのうち3枚を選んでもらいます。こうして選ばれた3人の弁論トラックを合計し、一番大きいプレイヤーが裁判官となります。

裁判官は、有罪か無罪かを任意で決め、判決を言い渡します。


有罪…検事は+1VP、裁判官も+1VP。そして被告人の業者(の資源タイル)を刑務所に入れ、新しい業者(資源タイル)から報酬として資源カード2枚を貰います。そしてさらに、詐欺被害に遭ったワーカー(つまりその列に置いていた全てのワーカー)の弁論トラックがそれぞれ−1になります。

無罪…検事は−1VP、裁判官は被告の業者から感謝され、資源カードを1枚貰います。


このように、検事は±1VPなので裁判は得かどうか分からず、一方、裁判官は、+1VP+カード2枚、または、+カード1枚なので、必ず得になります。

ただ、起訴する業者を選べるのは検事ですので、他プレイヤーのワーカーがある列を選べば詐欺被害に遭わせることができます。また、裁判官となって一人二役を実現すれば、「有罪時+2VP+2カード&相手−1トラック」となりますのでホクホクです。判決に悩む必要はありません。

自分が裁判官になって、他プレイヤーが検事になった場合は、悩みます。「無罪時+1カード&相手−1VP」に対して、「有罪時+1VP+2カード&相手+1VP」となります。それでも有罪を選ぶ手もありますが、自分が検事ではないので、詐欺被害に遭っている可能性が高いのです。ですから、その場合、「無罪」を言い渡した方が得でしょう。

自分が検事になって、裁判官にならなかった場合は、……詐欺被害は無いですが、無罪にされ−1VPは覚悟しましょう笑

↑ 4裁判。青Bしか立候補が居ないので、青プレイヤーが検事となる。青プレイヤーの検事は、当然、業者Iを起訴。(写真1枚目)。このように緑を3枚も並べてしまうと狙われやすい。この後、全プレイヤー抽選タイルを3枚ずつ引いて、陪審員が決定。その3人の合計値が一番大きいプレイヤーが裁判官だ。青が裁判官になれば、100%「有罪」判決が出るので、I業者に並んだ緑3人は詐欺に遭い、それぞれ−1トラックとなる。(右下、刑務所に5人の業者がいる。あと1人入ったらゲーム終了)


5記念碑では、指定された2種類の資源カードを払い、記念碑トラックを1つ進めます。種類だけでなく、各段階によってコストの枚数が決められているので、それに合わせるように準備しておかなければなりません。このために交換所があります。写真のように、今必要としている資源がレンガとレンガだった場合、青は、次の9VPに上がるためには、2枚と4枚のセットが両方ともレンガになるので、要するにレンガ6枚ということになります。この2種類の必要条件は、誰かが一段上がると変わります。


1〜5で一ラウンドです。こうして、(スタピーを左隣りに移しながら)、ラウンドを繰り返します。

VPは、毎ラウンドの裁判で裁判官+0〜2VP、検事±1VP。終了時VPは、記念碑max12VP、各弁論トラックの数値が4以上…1VP、7以上…2VP、9…3VP、あと、手札の資源カードの残数トップにそれぞれ1VPです。

小場のゲームなので、優勝ラインは20VP台です。

■ストアでの弁論トラック上げが一番大事なアクション。

■各ラウンドの初手、スタピーならストアの1つ目に入って、トラックを2つ上げるのがセオリー。逆にスタピーでない時は、ストアは他プレイヤーとの駆け引きとなる。

■また、弁論トラックの上げ方も、5人のうち、一人だけガンガン上げて行くのか、平均して上げていくのかも悩ましい。陪審員選出の時の期待値はどちらでも変わらないのだ。

■とは言え、シークレットワーカープレイスなので、平均的に上げるより、各差をつけて上げた方が、他プレイヤーを惑わすことになるので有利か。

■記念碑も、最後の12VPは「2枚と5枚」という厳しい条件。ラウンド整理で手札はmax9枚になってしまうので、尚更だ。


ソクラテスのストアも、アリストテレスの修辞学も、果たして詭弁者育成のためのものだったのでしょうか…

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つっちー(ボードゲーマー見習い)
荏原町将棋センター
荏原町将棋センター
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プレイ感の評価
運・確率0
戦略・判断力1
交渉・立ち回り0
心理戦・ブラフ0
攻防・戦闘0
アート・外見1
作品データ
タイトルアゴラ
原題・英題表記Agora
参加人数2人~4人(60分前後)
対象年齢10歳から
発売時期2013年~
参考価格未登録
クレジット
ゲームデザインハラルド・リースケ(Harald Lieske)
アートワーク未登録
関連企業/団体Spiel Worxx
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